遊郭経営10年、現在、スカウトマンの告白 飛田で生きる (徳間文庫カレッジ) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • サラリーマンから実際に遊郭の経営をされた方の本。
    それだけにお金や人の話がリアル。
    飛田で働く人の人間模様からトラブル、人集めなどなど…
    あまり知られていない業界のリアルが見えておもしろかった。

  • 飛田でとある店を運営していたオーナーの体験記。
    金と欲の世界ゆえか、生々しい話が多い。

  • 飛田新地の実情とそこに携わる親方、おばちゃん、女の子たちのストーリーがノンフィクションで紹介されている。さまざまな憶測やイメージが飛び交う中、実際の姿を知りたい人はぜひ読むべき本だと思った。

  • 飛田新地は回っただけしか記憶にないが、女性達きは共通項があること。そして、依存性がある事などは面白い。風俗興味がなくても一読すべき

  • そこまで期待せずに読み始めたが、かなり良かった。
    飛田経営の難しさ・ストレスをリアルに感じたし、働く女の子達の複雑な人間関係やそれぞれが抱える情念にはエモさを感じた。

  • 過酷な環境の中でも他者に対して優しくなることができる人間の暖かな一面を見ることができて捨てたもんじゃないな人間母と嬉しくなったのを覚えています。
    新地と言うのは居住地や商業地として新しく開かれた土地のこと。また遊郭の多い場所を指す言葉にもなっている。近くに自衛隊駐屯地があることが多い。
    昔は日本橋、難波、梅田界隈にもソープランドがあった。しかし1990年に鶴見緑地で国際花と緑の博覧会が開催された際に国際都市として外国人に見られたら恥ずかしいとの理由で一掃された。大阪府警のトップが大阪府条例により特殊浴場全て許可しないと号令をかけた。
    女の子と言うのは自分が優位に立てることがあったら絶対に喋ります。とにかく指をつけたがる。それで自分が優位に立ったと思ったら優位性を見せつけるために今度は誰かれ構わず喧嘩をふっかける。私はマスターの女よ。こんなことをされたら他の女の子たちは馬鹿らしくなって次々辞めて行きます。

  • おもしろい。現代でもこんなことが、とちょっと驚いたし、許認可のシステムがいかにも日本の警察という感じでした。失敗は許されないが嘘は許される日本の文化はここでも健在っ。と、話が逸れた。本の内容は副題そのままな感じでした。一つ一つが短くて読みやすいし、興味深いものでした。

  • 2016.11.1

  • 勿論決して褒められた仕事ではないのだが、著者の真面目な人柄が行間にあふれてくるように感じられる内容だった。
    男と女では感じ方は全く違うだろうと思うが、ある意味サービス業の本質のようなものも感じないでないもない。

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著者プロフィール

大阪府出身。繊維製品卸問屋勤務を経て、飛田新地の料亭経営者にへ。10年間店の経営に携わった後、名義を知人に譲り、現在女の子のスカウトマンとして活躍している。著書に『飛田で生きる』。

「2016年 『飛田をめざす者』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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