大正×対称アリスepisode1 通常版

  • Primula
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・ゲーム
  • / ISBN・EAN: 4562357660130

感想・レビュー・書評

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  • 大正×対称アリス。
    エピソード1とあるようにこれは一番最初の物語であり、王子様を救うお姫様の話になります。
    文章はクセがあり、また主人公に自己投入するようなものを望んでいる方にはあまり合わないかもしれません。
    人によって好みは別れる作品だと思いますが、私としては十分満足です。
    公式で体験版がやれるので、気になるなぁって思った方はそちらをまずやってみて頂ければ良いかと思います。
    エピソード1では攻略対象はシンデレラと赤ずきんの2人だけで、共通部分は最初の5~10分程度のイントロダクションのみです。
    その後、どちらを選ぶか?と選択肢が現れて攻略キャラを選ぶ形式です。

    体験版でイントロダクションはできるのでそこの感想はあえてしません。
    ◆シンデレラ編
    借金が残りながらも贅沢な生活をやめられないシンデレラ。
    その婚約者になったありすはシンデレラがどういう人間なのかを知るために彼に近づくことになる…。
    シンデレラがどうして贅沢な生活を続けるのか、煌びやかな生活をし続ける彼の本当の心を知って彼を救うことになります。

    ◆赤ずきん編
    己の罪を認めろという脅迫状が送られ、警察官である赤ずきんに身辺警護をしてもらうために何日間か一緒に過ごすことに。
    脅迫状を送った犯人から守ってくれるという赤ずきんですが、そんなことよりありすは赤ずきんさんが気になっており…。
    罪を犯したのは誰か?そしてその罪を許し王子様を救うお話になります。

    ***
    シンデレラに気付かせるために取った主人公の行動は何というかヒロインなのにヒーロー!という感じでした。何より魔法使いに「勝負に勝つためならどんな卑怯な技もズルも魔法(奇跡)も使いこなしてみせる」って思っちゃう所とかかっこいいなって思いました。この台詞はエピソード3をやった後に見るとそうだな~って本当に思います。
    何もかもがあったシンデレラは父がいなくなったのをキッカケにすべてを失い、物を何か買っては自分は何もないわけじゃないと自分を誤魔化していたのだと思うシンデレラはずっと孤独だったんだろうなと思います。
    その孤独を埋め、また何もなくても自分を愛してくれる存在がいることでシンデレラは自分を肯定できた、救われたのだと思うと王道な物語ですね…。
    赤ずきんのために主人公がした事は上の台詞にもあるようにどんな事をしてでも勝ってみせるという事を体言した感じがします。脅迫状や事件の出来事などはあっさりとネタ晴らしがあるので、それさえわかってしまえば納得です。
    赤ずきんは純粋で、さらに孤独であったこと、母の言いつけを破った事でこの事を誰にも言えず自分のなかで大きな罪として残っていたのだと思います。
    今回の罪を許したのは主人公が許したのも大きな要因だと思いますが、二度と過ちを繰り返さないと赤ずきんが立ち直ったのが決定的だと思います。バッドエンドだともう立ち上がれない…っていう感じになりますしね。
    赤ずきんでは主人公が彼を立ち直らせるために背中を後押ししたっていうイメージがあります。
    エピソード1では伏線が気にならない程度にいくつかばら撒かれていますがこの独立した二つだけの話だけでも十分楽しめると思います。

  • 簡単に言ってしまうと、才色兼備の主人公が色々問題を抱えた男子達を持ち前の明るさと器量で心身ともに救済する話です。
    大きな一つの作品がキャラクター毎に分割されて販売されているためこれ一つだけではキャラの話は完結しても長さ的な物足りなさと全体的な謎が残ります。
    淡々としていながらも徐々に距離が縮まって行く過程が無理やり感が無くて普通に萌えてました。赤ずきん可愛かったです。

    ストーリーは最初に書いたように問題を抱えた男子を主人公が引っ張っていく感じの流れなのでそれに惹き込まれていくキャラの前半から後半にかけての変化を楽しむ感じの作品。恋愛ビジュアルノベルとして俯瞰して読むことをお勧めします。

    このゲームで特徴的なのは何より「家柄もよく、炊事洗濯も完璧、可愛さとユーモアとギャグセン溢れる主人公」の存在感です。守られ愛され系ヒロインとは真逆の立ち位置にいるハイスペックさとたまに謎のルー語を使う独特の台詞回し、ここにそもそも好感が持てるかどうかが作品を楽しいと思えるかどうかの重要な分岐点だと思います。私はこの子は個性的で面白いと思いました。

  • 前知識全くなく シリーズものの1作目で
    値段も手頃で絵がかわいいなと思って購入
    子供向けの絵本読んでるみたいだな
    会話は気にならないけど
    文章が幼稚というかなんというか
    中学生の演劇部の台本みたいなんよ(中学生さんごめんなさい)
    口がたつ主人公の総攻撃を受ける攻略キャラ
    気の毒
    主人公のこの怖いもの知らずで図々しい性格にのっかって 乙女ゲーイベントをこなしていくって流れ

    大正成分どこにあるのかしら
    最後くらいで大正の意味が解るのかな?
    色々と仕掛けありそうなんだけど

    キャラはすごくいいよ どのキャラも気になるんだよなぁ
    音楽もグラフィックもすごくいいよ
    なのに致命的に何かが私と合わない作品でした
    残念だよーぅ
    赤ずきんさんがすげーかわいかったのでいいとする

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