人の心を操る技術 [Kindle]

著者 : 桜井直也

• 彩図社 (2012年9月14日発売)

感想・レビュー・書評

[もらっちさんの感想 · 2020年7月3日]

人の心を操るテクニックがたくさん書かれていた。
自分がいいなと思ったもの、これならできるかもと思い印象に残ったものは下記のとおり。

名前を覚えて、名前で呼ぶこと。
さらに「〇〇さんが同じ立場だったら嬉しく（悲しく）ないですか？」とか質問することによって相手にこちらの立場を考えさせたり、誘導したりできる効果があること。
脳は疲労を防ぐために、無意識を使う。そこが隙になり、バイアスが生まれやすい。相手が無意識で判断していることを意識的に探してみるというのは面白いなと思った。

相手と話をする時は、自分の無意識と理性、相手の無意識と理性の2対2で話していることを意識する。そして相手の理性を無効化させ、無意識にメッセージを送ることを考えること。

好きはコンプレックス、嫌いは同族嫌悪を秘めていると仮説を立てて、そこを刺激したり、共感したりする。
細い人が好きなのは、細くなりたいから。

10人いたら10人みんなと仲良くしようと思わない。仲良くなれそうな5人に声をかけ、うまくいきそうな1人と仲良くしていけば良い。それを繰り返せば10人の仲良い友達なんて簡単に作れるね。

単純にお願いをするのではなく連結法を使い提案を受け入れてもらいやすくする。
〇〇だから✖️✖️、〇〇して✖️✖️して欲しいとか。

断りそうな人には、どのくらいならできるかと受ける前提で譲歩させるような提案をしてみる等

最初からうまくいかないし、多用は逆効果になりそうなものもたくさんあるような気がするけど、少し意識してやってみよう。