Google vs トヨタ 「自動運転車」は始まりにすぎない (角川EPUB選書) [Kindle]
- KADOKAWA (2014年12月10日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (215ページ)
感想・レビュー・書評
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時点が少し古かったけど、自動車メーカーの独壇場は新産業に蝕まれてきているのはわかる。日本の最後の牙城が崩されないよう、新しい時代に適応てまきることを祈るばかり。
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ひと昔前の本ではあったが、自動車がこれから単なる移動手段ではなく私たちの生活を一変させてくれるプラットフォームになることを実感できた。自動運転はまだ完成はしていないが、いずれ実現されこの本に書かれている未来が実現している時が来るのだろう。
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序章 自動運転車は、まだ「入口」でしかない
・なぜグーグルが自動運転車をつくるのか
・トヨタのものづくりに日本人が抱く「幻想」 ほか
第1章 グーグルはネット企業にあらず。その最終ゴールは?
・クリステンセンも読み違えたiPhoneの破壊力
・グーグルの憂鬱──広告事業とは別の成長事業は何か ほか
第2章 グーグルを止められる日本企業の条件
・なぜ日本の電機メーカーは敗れたのか
・トヨタにあるもの、トヨタにないもの ほか
第3章 競争領域はいつもハードからシステムへ─「都市」が戦場になる
・都市デザインビジネスが持つポテンシャル
・米国のエネルギー消費事情 ほか
第4章 本当は残酷なイノベーション
・“モノマネ”のコスト
・実は20年もかかった米国発イノベーション連鎖 ほか
終章 2020年、2つのターニングポイント
・東京オリンピックは都市デザインのショーケースになる
・日本企業が生き残る3つの道 ほか -
自動運転車が車をインフラに変え、都市デザインさえも変容させる。
その時車というハードウェアの頂点にいるトヨタとICTの頂点にいるgoogleが覇を競うと言う話。かなり納得のいく未来予想図。
色々と章ごとに含蓄がありそうなので、もう少し読み込みたい。 -
半導体、家電と失ってきた日本が次に失うのは自動車か。IT化、コモディティ化が進む先にある自動車産業の未来とは。そう遠くない未来に、トヨタはSONYのようになってしまうのだろうか。
従来の自動車産業にはいなかったGoogle、Apple、テスラが新しいルールを作り上げる前に、日本のトヨタが新しいルールを作り上げることができるか。iPhoneに続くイノベーションの舞台は自動車。
自動運転、エネルギー、インフラ。これらを組み合わせた都市デザインこそが、自動車産業の新しい勝者になる。これからの10年で、この戦いの行方が分かるだろう。 -
インフラを誰が支配するか、都市デザインの見直し、自動運転競争はものすごいスケールのイノベーションを引き起こす可能性が描かれていた。