スカーレット・ヨハンソンとコリン・ファース。
たくさんの映画に出ている2人ですが、そのなかでもこちらはかなり好きな作品です。
フェルメールの絵画はバロックに位置付けられるものですが、この作品は「印象派」って感じ。
明確なストーリーがあるようでないような…。
ただ、観る側は大きく何かを感じ取る。
ちょうちょがどこかで羽ばたくと別の場所で何かが大きく変わる「バタフライ効果」のように、ちょっとした出来事で人生が大きく変わることってあるんだな…と気付かせてくれるお話でした。
無垢で美しいけれど貧しい家の少女が有名な画家の家に住み込みで働く。
邪心だらけのパトロンに襲われなければ肉屋の息子に心身を開くこともなかっただろうし、ピアスをつけて画家のモデルになることにならなければむしろ画家の愛人になっていたかもしれない。
ちょっとしたことがその後の人生を大きく変えていく。
人生なんてそのちょっとしたことの連続なのでしょうね。
それが何かを大きく変えていく。
ある意味、とても恐ろしいお話でした。