[超訳]エマソンの「自己信頼」 [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • タイトルがすごく気に入った。
    自分に自信を持つ、と言った類のタイトルの書籍が多いが、過剰な自信を持つことはむしろ害があると思っていたので、この自己信頼というのはその点、もっとニュートラルなニュアンスがあって良いと思った。

    ただ、内容としては、考え方の整理を手助けするというよりは、説教に近く、考えの基礎となるアイデアをくれるわけではなかった。
    短いのですぐに読み終えられるけれど、ここからあまり学ぶことはできなかった。

    都会に暮らし大学を出てすぐに職が見つけられなかった結果嘆く若者よりも、田舎に暮らし様々な職を全うしながら力強く生きる若者の方が良いと言った話があって、
    確かに、自分を含む前者のような今時の価値観は、あれもこれも前提としている考えがあって、生きることに対する期待値が高すぎるんだよな、なんてことは思い至った。

  • 社会や他者の都合に囚われない、『わたしの本質に適っているもの』のみが唯一正しい。
    相手からみた自分を基準に善悪を判断し、行動してしまっていた点は反省しなければならないと痛切に感じた。

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著者プロフィール

19世紀アメリカの哲学者・思想家・文学者・詩人。

8歳の時に牧師の父を亡くし、貧困と病に苛まれながらも14歳でハーバード大学に入学。26歳で牧師になるも、因習にとらわれた教会制度を批判し、職を辞する。29歳から自分を信じよりよく生きることを世に発信するべく講演や執筆活動をはじめる。

プラトンやカント、東洋思想の影響を受けて著したエッセー『自己信頼』は世紀を超えて読まれる世界的名著として、ソローやニーチェ、福沢諭吉や宮沢賢治に影響を与え、バラク・オバマ第44代米国大統領も愛読書として挙げている。
1882年没。

「2018年 『自信』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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