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- / ISBN・EAN: 4988104095886
感想・レビュー・書評
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時代背景が古いのに 何故か普通に観れてしまうところが
黒澤明監督ならではなのでは?って思ってしまう。
三船敏郎が主役のようで 実際には警察の役柄が凄いのでは…(キャストもすごいらしい)昔風にしているが 事件を追い詰めてゆく 警察の行動も結構凝っており なかなか面白かった。しかし、白黒映画でありながら…煙突から煙が出るシーンの赤だけは驚いた!インパクトありました。
「天国と地獄」のタイトルは、実績を積んだ会社の組織の中での人間の位置関係だけでなく…何とこんな日に とんでもない事件が起こるという不運…
そして、貧乏医学生が立派な屋敷に住む人間に自分との階級の違いを妬んで反抗に及ぶなど…
色んな相対するものの表れなのかなと感じた。
エド・マクベインの原作を得て、黒澤明監督が映画化。
製靴会社の専務権藤の息子と間違えられて、運転手の息子が誘拐された。要求された身代金は三千万円。苦悩の末、権藤は運転手のために全財産を投げ出して三千万円を犯人に受け渡し、無事子供を救出する。非凡な知能犯の真の目的とは。鉄橋を利用した現金受け渡しのシーンは秀逸で、実際にこれを模倣した誘拐事件が発生した。また白黒作品であるにもかかわらず、最も重要なシーンで一個所のみ着色を施すなど新たな演出も印象深い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
靴会社の重役の息子が誘拐され身代金を要求される。が、実は誘拐されたのはその運転手の息子だった。
お抱え運転手の息子のために3千万の身代金を払うか。しかも明日、今まで貯めた有り金5千万で会社での実権を握るために会社の株を買い占めようとしたその晩の出来事。その苦悩はよく描かれている。
もう少し、犯人の動機とか犯人の生い立ちとかまで立ち入って描いていれば、もっと見終わって充実感のある映画だったかも。犯人は医者なのにあんな部屋に住んでるのかちょっと不思議。
原作エド・マクベイン 「キングの身代金」1959作。87分署シリーズのひとつ。
1963日本 監督 黒澤明
2018.10.9BSプレミアム -
黄金町って本当に昔はあんなだったの?
すげー、こえー。 -
過去にも何かで観ていた記憶が蘇ってきた。
しかし、もっと深みと重みがあると思ったのに期待外れだった。 -
現代劇を構想していた黒澤が、たまたま読んだというエド・マクベインの小説『キングの身代金』に触発され映画化した。黒澤が『キングの身代金』を映画化しようと思った動機は2点あり、「徹底的に細部にこだわった推理映画を作ってみよう」ということと「当時の誘拐罪に対する刑の軽さ」に対する憤りだという。