「幸せ」について知っておきたい5つのこと NHK「幸福学」白熱教室 (中経出版) [Kindle]
- KADOKAWA (2014年12月24日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (231ページ)
感想・レビュー・書評
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どうしたら幸福になれるのか、様々な研究からの知見をまとめた本。ただし元は講義なので、そのぶん薄い感じが否めない。サクッと読みたい人にはいいかもしれないが、似たような本を読んでいる人にとっては物足りない。
また、この本は「幸福」に特化しているため、「成功」の要素が薄い。例えばそれが顕著に表れていると感じたのが、人間関係の数について。この本では幸福になりたければ親密で濃い関係の人が数人いれば十分だという。しかしリチャード・ワイズマンやアダム・グラントの著書を読んだ感じだと、関係の薄いネットワークを構築していたほうが、幸運になれると書いてある。逆に親密な関係の人からは、情報の入手先が被るため、あまり有益な情報が入ってこないとも。
俺の考えとしては、幸福は成功よりも重要であるが、両立できるならそれに越したことはない。人生の戦略を決める上ではもう少し成功を重視した本に従った方がいいのではないか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
■■評価■■
★★★★☆
■■概要■■
○幸福学をテーマに、聴衆の学生と講師が対談する形式で話が進んでいく、幸福学に関する本。
○フェルミ研究所で取り上げられており、面白そうなので実際に手にとって読むことにした本である。
○本としてストーリーや具体例がしっかりしているが、要点も絞られているので読みやすい割に頭の中に様々な視点を浮かび上がらせてくれる良書というように思う。 -
幸福でいたいと願ったのでいろいろ読んでみることにしました。総じて満足いす。
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「モノを買うより経験を買うほうが、より大きな幸福感を得られる」。「好きなものは控えめにし、それを取っておきのご褒美にする」。そして「人のためにお金を使うのは、幸せを得る最良の方法の1つである」。
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幸せのレシピ
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物を買うより、経験の方が幸せになることがよくわかった。マークトゥエインの名言が印象的だった。
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幸せは考え方や心の持ちようではなく行動で決まる。
少しでも人と関わる。親切と感謝。目の前のことに集中。
経験を買う。 -
感謝日記を今日から書こうと思いました。ありがとう。
目の前のことに集中することが幸せにつながるというのは、一番の学びだった。 -
データを用いた考察で説得力がある。
他人に与える、今この瞬間に集中すること、モノではなく経験を買うこと、など幸せになるためのヒントが隠されている。
驚くような発見は特になかった。