4兄弟の下の2人,エドマンドとルーシィは,お父さんがUSへ出張でお母さんがそれに同行することになったため,夏休みの間ハラルドおじさんの家に預かられることになった。この家には性格の悪いユースチスという男の子がいて,2人に嫌がらせのようなことばかりするので嫌いだった。しかし,ある日3人がルーシィにあてがわれた部屋で言い争いをしている時,なんのはずみか,3人は壁にかけられた船の絵に吸い込まれてしまう。気が付いてみるとその船はナルニア国のカスピアン王の乗っている船だった。カスピアンは王位についたあと王国をうまく運営し軌道に乗ったところで,前王が海の彼方に追いやってしまった7人の古い重臣を探しに出ていたのだ。とは言え,まだ地図もわからない海域のことでどこにどんな島があるかもわからずに航海しているため次々と困難が襲いかかってくる。2人に飼ってに巻き込まれたと思っているユースチスは始終ふてくされた態度でそれでも同しようもないため一緒に海の旅を続けている。そして長い人探し,及び世界の果てにあるアスランの国探しが続くというお話。