2006年出版されたという15年も前の本。名作は色褪せないって本当。今読んでも面白い。
舞台はカルフォルニア州シェルガー刑務所。
DEA(司法省麻薬取締局)捜査官だったユウト・レニックス(28)は摘発した麻薬密売組織の報復によって相棒を殺され、更にその同僚殺しの犯人に仕立て上げられ収監された。ユウトをはめた犯人は一体誰なのか…ってそこじゃなかった本編!!!
FBIとの取引でテロリストの首謀者コルブスが誰なのかを探し出して合法的に脱出する物語。ざっくり言うとそんな感じ。
刑務所って本当、色んな物語が凝縮してる。しかもアメリカ。人種差別もゲイもギャングも色とりどり。刑務所ビジネスなんてあるのか。知らなかった。
法律に詳しい囚人ネイサンの言葉は興味深かった。ユウトが尊敬してよく聞きに行くのわかる。
ミッキーのおちゃらけてうるさい感じも楽しいし、トーニャは本当に美人だし。ネトもイケメン。
そしてディック!!!金髪碧眼。筋肉隆々そして喧嘩も強い。イケメンは当然。たまらん。
初めの頃のユウトにだけ冷たい感じはよくあるBLなんでしょ♡なんて思ってた私はただの阿保でした。DEADLOCKはただのBLじゃなかった。本当に。
ブラックソルジャーのギャング団No.2のBBはまあ目が良い。ユウトが極上の美人だって事を髭生やしてもっさりしてても気付いちゃってたんだから。高階先生のイラストじゃあわかるけどねw
文章だけだともっと髭もじゃの顔してると思ってた。んで、髭剃ったら超絶美人爆誕!!!っていうありがちな話を速攻で妄想してた私。もう漫画の読みすぎ。
レイプシーンがくる!!!って分かる所で興奮したのは別にそういうシーンを望んでた訳じゃないけれど、なんかくるものがあるんだよね。ギリギリで助け出されるとかも良いけど、被害に遭ってしまうのも今後の物語としての深みがあって好きなんだと思う。
攻めのディックを差し置いてネトとBBのユウトを争う所も良い。すんごい語弊あるけど。ユウトはもしかして人タラシになるのかな~?
続き物としての作品なだけあって、こんな最後!!!と悲しくなった。ユウト…普段は大人しくも男前なのに健気受けで。もう続きを早速読みにいかねば気が済まない!!!早く再会してラブラブして欲しいよ!!!
ディックの過去やFBI、CIA、テロリストにギャングと私の大好きが詰まった作品!!!
内容も知らずに気に入った表紙を韓国サイトで見つけて、後から知った、日本(作品)じゃん!!!って気づいた時のこの逆輸入感w日本語で読める有り難さ。
とにかく続きです。コミカライズされたものも購入。最後にSS入ってたから。二人がどうなっていくのか本当に気になる!!!