ストックホルムでワルツを [DVD]

監督 : ペール・フライ 
出演 : エッダ・マグナソン  スベリル・グドナソン  シェル・ベリィクヴィスト 
  • TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)
3.47
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本棚登録 : 93
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988101183432

感想・レビュー・書評

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  • 原題:MONICA Z/WALTZ FOR MONICA (2013年)

    実在したジャズシンガーの映画化というのは最後に知った。
    いくら好きな事とはいえ、こんなに頑張れる主人公を凄いと素直に思う。
    反面、夢を追うためには仕方のないことかもしれないが、あまりにも身勝手な振る舞いを見ていてコッチが疲れる…。

    “スウェーデンの片田舎で、両親と5歳の娘と生活しているモニカ・ゼタールンド(エッダ・マグナソン)。シングルマザーとして育児や家事に励み、電話交換の仕事をこなしながらも、歌手としての成功を夢見てジャズクラブのステージに立っていた。そんな中、彼女の歌を耳にした評論家を通じて、ジャズの聖地ニューヨークで歌を披露するチャンスを得る。だがステージで結果を残すことができず、失意のまま帰国する。それでも夢を諦められないモニカは、英語ではなくスウェーデン語でジャズを歌おうと考え…”

  • 早稲田松竹〜。
    ノンフィクション〜。

    一般人がスターダムを駆け上がってめでたしめでたしってストーリーなら一瞬にして記憶から吹っ飛ぶんだけど、
    これが残ってるのはどんな理由なのかな〜…


    いい年して子どももいるのに、歌手を目指して夢を置い続ける主人公。
    子どもを預けっぱなしにされてる主人公の父親が

    「木登りをして、他の子ども達は危険を察知して途中で引き返すのに、お前だけは危険を顧みずに上へ上へと登った。それで結局落ちて怪我をしたじゃないか。大人になった今もそれは変わらない。」

    と言われ、耳を塞いで逃げるようにして旅立つ彼女が放つ言葉

    「私はどうしてもてっぺんから見える景色が見たいのよ。お父さんはそれを見るチャンスがあったのに、自分から諦めた。そうは絶対なりたくない」

    が、彼女の生き様全てを表していると思った。

    一つ言えるのは、マスコミのフィルターを通してリアクションする世間の気まぐれに気をもむことは非常に時間の無駄で、そこに自分の成功の基準を託す限り本当に満たされることはないってことだな〜。

    ものすっごい輝かしく”成功”する彼女だけど、
    そのために犠牲にしてきたものもすごく大きくて、
    本当の意味での幸せを掴むのは”成功”とだいぶ時差があった。

    泥臭くて格好わるいところばっかりなんだけど、
    彼女の生き様は、第三者から見るとやっぱりかっこいい。
    そこに世間的な”成功”の烙印がつかなくても。

  • スウェーデン映画。音楽(ジャズ・ワルツ)が十分に聞けた。

  • ☆2.5。
    エッダ・マグナソンがきれい。デザインがかわいい。
    スベリル・グドナソンは今度ビョルン・ボルグを演じるらしい。

  • ジャズシンガー、モニカ・ゼタールンドの半生を描いた作品。ファッションがおしゃれ。

  • 新宿武蔵野館にて。2014年はミニシアターにハマってたので、よく観に行ったなあ。今も本当に毎週のように通いたいくらいだけど、さすがに毎週は行けないなー。ミニシアターの方が、味のある作品がある気がする。

    映画は、音楽がとっても良かったのと、ストーリーが痛いほど分かるのとで、かなり好きだった作品。2014年観た映画の中で一番好きだったかも。

    音楽は、やっぱりジャズが好きだから良かったと思うのかもしれない。本当にサウンドトラック欲しい。でも、主人公の声も似てた。モデルにした人と声も顔も似てたのにはびっくりした。

    ストーリーは、本当に痛いほど分かった。強がっているけど、心の中では疲れている主人公、素直になれない主人公にもとても共感。最後には大泣きでしたな。また観たい作品。

  • なんというかスウェーデン版の「美空ひばり物語」のようであった。才能があるがゆえに幸福になれない女の物語であり、また自分の芸のためならば血のつながった家族でも恋人でも平気で踏みつけにする。そういう意味では見ていて、けっして気持ちのいい映画とは言えないが、でもヒロイン役のEdda Magnasonの熱演には感服。唄がめちゃくちゃうまいなぁと思ったら本職は歌手なんですね。

  • 武蔵野館で観ようと思ってたけど時間が合わず見損なってしまったこちら。早速レンタルしました。
    これね、ジャズ好きには堪らないです。随所で素敵な音が流れ、また作風がお洒落だからなお観ていて楽しい。
    シングルマザーで夢に仕事に育児に大忙しの中やっと掴んだチャンスを、失敗しながらもモノにしていく様は観ているものに勇気をくれる。常に上へ上へという精神がまたいい。なんども滑り落ちてゼロになっても上へ上へと。
    ワーグナーのところは失笑したよ、あんなセックスやだわ、ウケる笑。
    ビルエヴァンスのワルツフォーデビーのところはこらえられなくて泣いてしまった。

    ただ期待してたストーリーテラーではなく、映画としてはうーんと悩ましい箇所もちらほらあったけれど、とくにラスト結婚式で空へと飛んでいく箇所とか苦笑
    ジャズ好きにはそこそこ満足できる作品じゃないかな。

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