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- Amazon.co.jp ・映画
- / ISBN・EAN: 4580189027907
感想・レビュー・書評
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幸せな家庭生活を送っていた男が、妻に浮気を気付かれ、家を出ていく。次第に金が足りなくなり、車に寝泊まりし始める。男、父親としての自尊心が邪魔をして、戻ることもできない。妻に男がいるのではと疑い、金を貸してくれた友人には悪態をつき、子どもたちには辛く当たり、生活も人格も荒れていく。思い詰めて、路面電車に飛び込もうとするが、電車は寸前で止まる。その時、電話がかかってくる。男は電話に出る。男の顔に少し笑みが浮かぶ。
辛い。辛過ぎる。途中から見るのが苦しくなってきた。
夫は浮気をしなければよかったと思うし、妻は許してやればよいのにと思う。子どもがかわいそうだ。
最後はいかにも映画的。電話の主はきっと男を探していた妻と娘からだろう。また一緒に暮らそう、と言われたと信じたい。
最後、流れてきた明るい調子の歌に救われた。
何かあるとすぐ暮らしていけなくなるほどイタリアの普通の公務員の給料は安いのか。
「金持ちでないと離婚もできない」との映画中の台詞が身につまされる。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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