レイカ 警視庁刑事部捜査零課 (メディアワークス文庫) [Kindle]

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  • KADOKAWA
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  • 警視庁刑事部に配属となった若き刑事、大和。彼が足を踏み入れたのは刑事部捜査零課。そこは、組織から弾かれたアウトローの刑事ばかりが集められた部署。 デスクのそばに置いた盆栽に語りかける昼行灯の羽佐間警部、ソファでくつろぎながらスマホゲームに熱中する春日警部補、ほとんど刑事部屋に戻ってこない陣内巡査部長。個性的な刑事たちの中でも、音無レイカは、驚くべき才能をもつ女性刑事だった――。 心に深い傷を負った美しき女刑事レイカと、正義感あふれる大和刑事。陰惨で哀しい殺人事件に遭遇する彼らが、凶悪な犯人を追いつめていく。

  • 死者の顔を自分の顔にする能力を持った刑事の話。
    ただし、その能力はほとんど登場せず、捜査は通常どおり。少し自分勝手に行動するかんじが探偵の探偵っぽい。
    ストーリーは短編が3つで主人公とその周辺の刑事たちの過去を掘り下げる内容。次に期待する。

  • Kindleストアのリコメンドに出て来た作品。
    表紙が今風でちょっとばかりアレだったのだけど、これが思わぬ
    拾いモノ。

    僕の好きな警察小説というジャンルなのだが、ここにちょっとした
    超能力が加わってくるタイプ。起こる事件はかなり陰惨で、印象は
    かなりハードなのだが、登場してくるキャラが皆魅力的であるが故
    に、その部分がそれ程気にならない。このジャンルで軽々と読み進
    められる小気味よさを保持しているのが凄い。

    ただ、誰かの作品の雰囲気に似ている、と感じたのも事実。
    そう、今野敏。警察+ホラーというジャンルミックスの手法や、
    陰惨な場面を爽快に感じさせるテクニックはなかなかのモノ。
    「ST」等の世界観が好きな人には絶対にハマると思う。

    シリーズは3作まであるらしいが、今回は導入編。
    過去に起こった大事件がこれから収束に向かうのか、と思うとドキ
    ドキする。樹のえる、ちょっと注目しときます、今後は。

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著者プロフィール

12月24日生まれ。2012年に『パントロジスト〈上〉〈下〉』(メディアワークス文庫)でデビュー。

「2018年 『探偵はフェイクを見抜く』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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