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- / ISBN・EAN: 4988131705536
感想・レビュー・書評
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ドラマ化の告知を見た時、真っ先に思ったのはワカコは誰が演じるのか?
コミック第1巻のレビューでも書いたように麻生久美子がやってくれるといいなと微かな望みを抱いてはみたものの、結局は武田梨奈がワカコを演じる事に。
原作のワカコに比べると武田梨奈は見た目が大柄なので、イメージとちょっと違うなあ(だからと言って麻生久美子ならイメージ通りかというとそれもまた違うのだが)と思ってはみたが、それで作品の良し悪しが決まるわけではない。
孤独のグルメ(ドラマ版)のような好例もあるし。
あれこれ言うのはドラマを観てからと思ったが、BSでの放送という事でDVDの発売まで待つ事に。
そしてDVD発売。
期待と不安を抱きながら全話視聴。
面白い面白くないとか言うよりも「真面目」に作っているなあというのが正直な感想であり好感が持てる。
やはり(個人的には)武田梨奈はイメージが違うのだけれども髪型はちゃんと原作に合わせているし、ストーリーも原作の2話分を1話にまとめてはいるものの妙な改変も無い。
原作の雰囲気(イメージ)を壊さない様に制作しているのが観ていてよく分かる。
しかし、それが全て良しとなればいいのだが残念な事にマイナス面になっている部分もある。
先ず、原作では寡黙で一人酒の時は心の中では饒舌になるワカコのキャラクターが実写だと変人に見えてしまう。(一応、原作よりは口数は多いが。)
そして、ワカコ酒と言えば忘れちゃいけない「ぷしゅー」。
なんと!これが言葉として発せられている!
辛うじて「ぷしゅー」と聴こえる感じで息を吐くなら未だしも言葉で発せられた場合、観ていてそれは絶対変だろう!と思ってしまう。(しかも回が進むに連れ観ているこっちが恥ずかしくなってくるし。)
原作は漫画で「ぷしゅー」も文字で書かれているから変には思わないが実際、酒を呑んで「ぷしゅー」なんて言う人がいたら周りから「何?この人?」って不審に思われる筈。
この辺はもう少し遊び心があっても良かったのではないかと思う。
何にしろ、原作の雰囲気(イメージ)通りに実写化するというのも中々難しいものである。
評価は自分が一押しの肴 鶏皮ポン酢が出てこなかったで星0にしようかとも思ったが(笑)それはあんまりなので限りなく星3に近い星4ということで。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
好きな漫画の映像化なだけになんやかんや不安だったし、
ネット上での評判がなぜか思わしくなかったのもあって期待はしてなかったけど、
素直に言えば主人公ワカコ役の武田梨奈さん、
僕は思ってたより良かったです(笑)
(なぜ、不評だったのかがイマイチ謎…)
武田梨奈さんは
ドラマの料理や酒はすべて本物の料理や酒を
実際に食べて呑んでるんやけど、
食べ方も女性らしくおしとやかで可愛いし、
見てるとちゃんとお腹減ってくるし、
まだ新人女優なので演技は下手なんは仕方ないんやけど、
食ドラマのキモである「一人語り」が
おっとりとして拙いところがまた
普通のOLっぽくていいと個人的には高評価でした。
(父を思うエイヒレの回の演技は良かった!)
まぁ、自分がご飯を美味しそうに食べる女性が好きってのもあるんですけどね(笑)(^^;)
欲を言えば武田さんは実際ほとんど酒が呑めないらしくて、
それだけに肝心のお酒を呑むシーンがイマイチそそらなかったかなと。
(このへんはやっぱり演技力不足ってことなのかな~。けど「孤独のグルメ」の松重さんの顔芸と比べられたら、それは酷ってもんです。あれはもはや職人芸の域やし笑)
酒を呑み、つまみを食べながら、店の人との触れ合いの中で
仕事やプライベートの悩みのヒントとなる「気付き」を得る26歳のOL、村埼ワカコ。
ワカコにとって酒は忘れるためではなく
「気付かせてくれる存在」ってスタンスが
女性らしい切り口やし飲み方やと思います。
そして実在する店にワカコが行きそこで物語が展開していくので、
お店で働くスタッフの雰囲気が分かるのも◎。
(役者も登場するけど、基本店で接客するのは本物の店主や店員さんです)
そして真の主役とも言える様々な店の料理や
お酒の見せ場もバッチリ。
思わずテレビ画面に手をかざして
匂いを嗅いでしまう(笑)、
カリっと揚がった鶏の唐揚げや
狐色にこんがり焼けた餃子のどアップや
網の上でジュワ~と音を立て、
脂がのった鮭がじんわり焼けていくシーン
(香ばしい香りまで伝わってきそう)、
焼きたての鮭をかじった時に
皮が立てるパリっていう音、
熱い鉄板に並べた餃子に水を入れた時の
パチパチという水の跳ねる音、
肉厚なブリカマを頬張り
恍惚の表情を浮かべるOLたちのシーンに悶絶したし、
あたたかいエイヒレにはヨダレタラタラやったし、
最高に心躍る昭和レトロな谷中銀座商店街で
揚げたてのメンチカツの食べ歩きシーンの心躍ること(笑)、
だし巻き玉子が出来上がるまでを
アツアツの湯気と共に映像に封じ込めたゴクリと唾を飲むアングル、
ウォーキングして汗流して、
匂いがついてもいいようにウォーキングウェアのまま店で食べる焼き鳥の長島食い(笑)
広島ロケでの
B級グルメ・ホルモン天ぷらや
破壊力抜群のビール大ジョッキに
ミンチ肉と焼きそばをトッピングした「府中焼き」の炙りねぎマヨのコラボ!
(お好み焼き屋の客役で原作者の新久千映がゲスト出演してたのにもビックリ!)
などなど、どれもホンマに美味しそうで
毎週テレビにかじりついては
お腹と喉が鳴りっぱなしでした(笑)( >_<)
主題歌がまた、場末のキャバレーやサーカス小屋の似合う
「チャラン・ポ・ランタン」を起用したのも
音楽好きにはたまらんチョイスで、
「おお~!なかなか粋を分かっとるやんけ~!」っと思わずニヤケてしまったし(笑)
愛媛県・中城本家酒造の純米酒『尾根越えて』、石川県・御祖酒造の純米酒『遊穂』、秋田県・秋田酒類製造の本醸造酒『高清水』、栃木県の純米吟醸『仙禽』、新潟県・金升酒造の焼酎仕込み『金升 朱ラベル』、宮城県・一ノ蔵の特別純米酒『 一ノ蔵 』
など毎回登場する『今夜のお酒』紹介と、
京王線代田橋駅徒歩5分(めんそーれ市場内)にある焼き鮭専門店『しゃけ小島』の焼き鮭、
高田馬場にある創業60年の名店『ぎょうざ荘ムロ』、池袋の隠れ家的名店『まごころ料理 ダルマ』、刺身や鯨料理も美味い幡ヶ谷駅近くの居酒屋『魚貞』、東京・中野区にある新鮮な魚を落ち着いた雰囲気で味わえる創作和食料理の店『ひだまりや』、
京王線桜上水駅徒歩1分、ジャズが流れる串焼きの名店『サクラチカ』、文京区根津で自家製おでんやぶり大根が食べられるアットホームな居酒屋『おお田』、練馬の唐揚げの名店「満天堂」、杉並区の焼き鳥の名店「ミヤザキ商店」
などの
『本日のお店紹介』のコーナーも番組の終わりにあって、
オススメメニューと店からの一言や店主紹介があったりと
こちらもかなり親切!
東京近郊で一人呑みを極めたい女性や
料理番組に目がない人、
明日の活力を得たい人、
漫画原作にハマった人、
すべてにオススメの良質な食ドラマです。
シーズン2にも期待!
★「ワカコ酒」ダイジェスト↓
https://www.youtube.com/watch?v=TIcb5g7lCkQ&feature=youtube_gdata_player -
短すぎだな
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働きたくなった!!!!!
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村崎ワカコ26歳。
酒呑みの舌を持って生まれたがゆえに今宵も居場所を求めてさすらう女ひとり酒。
ぷしゅ~。
これは武田梨奈ちゃんが隣でお酒飲んでる気がしてくるドラマじゃないか(*´▽`*)
そんでもって、出てくるお店に行って飲みたくなるー! -
ワカコがかわいい!そして美味しそう♡一品一品が丁寧に描かれているため、たくさんメニューを知りたい人は向かないかも。酒好き向け
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菅野美穂さんにやって欲しかったけど、雰囲気が似てるから良し。
日本酒が飲みたくなる。そして、食欲が沸いてくる。
仕事をがんばった後の至福の時間を楽しむ。ただ、だらだら時間を過ごしている私に欠けてるものだな~