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- / ISBN・EAN: 4988142078711
感想・レビュー・書評
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タイトルと高評価とソフィー・ネリッセの可愛さにつられ見ました。
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☆☆☆2016/4/5
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人生には必ず死が訪れ、別れが訪れる。
それでも、その中で優しさに触れ、愛情に触れ、悲しい事だけで終わらない。
1人の人間に多面性があるのと同時に、1つの人生にも多面性があるという事を感じた映画でした。
ハンスとローザが大好きでした。表に出すかなかなか出せないかの違いはあるものの、二人共
優しくてとても愛情深い。
感動して、悲しくて、何度も泣いてしまいました。 -
第二次世界大戦直前、ナチス政権下のドイツが舞台。ホロコーストを扱っているが主題はそこではなく、共産主義者の母親から離されて里子に出された少女リーゼルが本から知識や勇気、生きることへの希望を見出す。
それまでの逃亡生活から学に乏しく、自分の名前すら書けなかったリーゼル。新しく通うことになった学校でバカにされるも「学ぶ機会が無かっただけでバカではない!」といじめっ子に殴りかかる芯の強さを持つ。そんな彼女は養父のハンスと一緒に本を読みながら読み書きの練習を始める。
子供にとって「学びたい」という気持ちは好奇心と共に、もの凄いパワーを与える。その気持ちが行き過ぎ、当時の情勢から危険すれすれの行為をするリーゼルにハンスが言う「気持ちが溢れたんだね」の言葉が印象に深く残る。
養母のローザは最初リーゼルに辛く当たるが、それは貧しい家庭事情のさなか、家族のために常に生活のことを考えているから。ストーリーが進むにつれ少しずつ和らいでいき、ローザがリーゼルを叱りに学校へ怒鳴り込んでくるシーンで涙(१д१๑)
時代が時代だから辛いシーンはあるが、リーゼルの周りの人が予想外に温かい。
ハンスの家で匿うユダヤ人マックスとの交流や、本から学ぶことを希望にし強く生きるリーゼルは、近年意識する気持ちが薄らいだ【学ぶ】という気持ちの大切さを教えてくれる。
こんな良作なのに日本では劇場公開無かったとか…どうなってんの。
4.5点 -
大二次世界大戦下ナチスドイツを舞台に描かれるとある夫婦と養女になった少女の物語。
字も読めないままの極貧の生活にいた少女がやさしい養父に少しずつ字を教わり読書好きの少女となる。
養父母役のジェフリー・ラッシュやエミリーワトソンはさすが主役を張ってきた俳優だけあって、このストーリーのなかで一番の核となり胸を熱くさせてくれました。
孤独な少女が少しづつ愛を与えられ、本人もとても人間らしく成長するのですが、幼い頃から常に死と向き合う人生でした。
人は必ず死と背中合わせだということを知っているからこそ彼女は日々を勇敢に後悔無く進むのだと思います。
ナチスドイツが舞台の映画は目を背けたくなるシーンが多かったり辛くて暗い事が多いですが、この映画はすべての優しさに包まれていて、また何度でもみたくなります。