民主主義の条件 [Kindle]

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  • 東洋経済新報社
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  • 政治学の面目躍如たる良著。特に偏りを感じさせず、制度面の不備などを国際比較を交えてしてきしてくれる。データや図などもたくさんあって、わかりやすい。難しい部分は(数的処理がある部分)難しかった。苦手ですねん。

    以下、印象メモ。
    ・日本は政党について、資金のうけいればこ。ドイツは政党法がある。
    ・混合制はいいとこどりともいえるが、わるいとこどりともいえる。
    ・選挙制度変革を政治家にやらせるな!(そりゃそうだ)
    ・韓国の選挙管理は厳格(独裁の経験があるから)
    ・中選挙制はだめ!
    ・政党中心に選挙ができるようにならなきゃ(小さな違いを認め合いながら多数派が形成できる政党は大事)
    ・政党はしっかりしろ!(組織として)
    ・自民党時代、地方選挙は国政の下請けてきな一図家が濃厚だったので、国政が一義的に考えられてしまう傾向がある。
    ・民主党がごたごたしたのは、比例制ですこしでも得票が目指せるから(野党再編を阻む)
    ・サミュエルズ「一国の政治は、国民を映し出す鏡に過ぎない。立派な国民には立派な政治、無知で腐敗した国民には腐りはてた政治しかありえない」
    ・町村議会は有権者との距離が近く、政党に依存する必要性がないため無所属が多い
    ・16%世界の選挙
    ・19%非拘束名簿式
    ・多数性は有権者が責任を問いやすい
    ・24%並立制の国 25%汚染効果
    ・人口の少ない県は農村的 この表を自民党が僧どり
    ・参議院は農村的 衆議院は都市的、両方訴えなければならないのがせいじかのつらいところ
    ・34%民主党は政治主導のもと政治家がバラバラにアピール
    ・ジェンダークヲータ アフリカで多い
    51%二院制 2010年参院選
    ・解散のタイミングを政権与党がもつのはずるい
    ・63%茨城知事
    73%外国人参政権
    ・自書式の問題点? 按排
    ・「ひさもと」問題
    ・アメリカ憲法の最初は選挙

  • 安定した多数派(政党)を育成するために、どのような選挙制度を考えれば良いか。日本の制度は、機能する政党を作り上げるどころか、それを阻害する仕組みをふんだんに持っている。

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著者プロフィール

神戸大学教授

「2023年 『世の中を知る、考える、変えていく』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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