小説 Dear+ (ディアプラス) Vol.58 2015ナツ 特別付録 砂原糖子「言ノ葉ノ花」ミニドラマCD
- 新書館 (2015年6月20日発売)
- Amazon.co.jp ・雑誌
- / ISBN・EAN: 4910043520853
感想・レビュー・書評
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砂原糖子センセ15周年特集。ファンにはたまらない企画&ドラマCDでした!
何といっても「言ノ葉ノ休日」が前のまま、 余村を神谷浩史さん、長谷部を小野大輔さんのキャスティングで悶絶。今もエロいBLやってくれてありがとうww萌えました。
原作は朝が「恋愛できない仕事なんです」特典ペーパー、昼が雑誌で三池センセコミカライズ、夜が全サプチ文庫収録です。
新作小説「世界のすべてをきみにあげるよ」は、シリアスな駆け落ちものでした。大病院の息子の大学生と年上の看護師が、兄弟と偽りさびれた海辺の町で暮らしますが、深山は洸生の約束された人生を奪ってしまったのではないかと自責の念にかられ、彼をいつか失うことにおびえる気持ちが消えることなくて。
センセのシリアス作品で久々に涙腺決壊…!
得意の砂原節展開だとわかってるんだけど、それでもこれは切なくて愛が深くて泣けました。すごくよかったです。
渡海奈穂センセ「恋はまさかでやってくる」イケメン新任教師とゲイの養護教諭のエロコメでした。佳門サエコセンセのイラストでエロが5割増w
ガタイのいい男を組み伏せるのが好みの山田は、杉崎とイイ感じになったと喜んでたら逆に組み伏せられてw
とんでもなくエロエロなことになってしまいます~
面白かったです。萌えました。
安西リカセンセ「人魚姫のハイヒール」は、女装子ものですごくかわいい話でした。好きな人のために一生懸命女装がんばるけど、結果切ないことになってしまうんですよね。瀬戸子がかわいくてキュンキュンしました。加賀谷もステキな男で安心しました。エロ度も高め。後日談すごく期待してます。
菅野彰センセ「泣かない美人」は、エリートだったけど左遷されたデパートの元営業と、造り酒屋の美人な息子で杜氏との傷つきやすい恋の話。要のデリケートな気持ちに接することで、やっと本気で人を愛する事を知った隼人です。心にぐっとくるストーリーでした。
夕映月子センセ「幼馴染みやめました」は、小椋ムクセンセのイラストが話にぴったりで、めちゃくちゃステキでした!
高校生の学園モノで幼馴染みもの。第九演奏会のための合同練習で、管弦楽部の奏は意識して避けていた吹奏楽部の広務と再び関わるうちに、なぜか苦しくなってしまいます。奏の悩む姿にそれが恋なのよねと教えてあげたくなりましたwサブコン×コンマス。カナちゃん、と広務に呼ばれて恥ずかしがるのがかわいかったです。胸キュンがてんこ盛り。
栗城偲センセ「君しか見えない」はまさかのホラーテイスト。でも増田が一番怖かった…!夏向きのストーリーです。
ディアプラスBL大賞期待作 「愛してる、よりずっと」は大学の写真部で才能を発揮しているサハラとそんな彼に思いを寄せるアキが主人公。生い立ちのせいで愛を信じていないサハラに「無理」と言われ、それでも友達でいいから側にいたいと願うひたむきなアキの気持ちがとても切なかったです。
左京亜也センセ「12時からはじまる」はここにきてやっとお待ちかねエロ展開。カラーでしっかり!…と思ったらまさかの寸止めプレイ…センセはドS。
「ウルフくんとイナバさん」は安定の萌え萌え。
どの作品も後日談が気になるので、単行本になったら書き下ろし目当てで購入確定です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
CD目当て