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- / ISBN・EAN: 4988111248596
感想・レビュー・書評
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アイルランド出身の活動家、ジミー・グラルトン(バリー・ウォード)が主人公の映画。実在の人物だそうだ。
アメリカに暮らしていた彼は、アイルランド内戦の終結とともに故郷に戻ってくる。
かつて彼自身がリーダーとなり、実家の近くにホールを作り、仲間を集めてそこでボクシングや歌や踊りや楽器などを教えていた。
それが教区の神父の目にとまり、風紀を乱すという理由だけで文化的活動は取りやめに。ジミーは追われる身となり、アメリカへ逃れる。
ふたたび故郷の土を踏んだジミーは、地元の若者たちから頼まれ、ホールを再開するが、ここでまた新たに災難がふりかかる。
これまでに観たアイルランドを舞台にした映画のほとんどが、教会を「目の敵」のように扱っていた。きっと民衆からはじつはそれほど憎まれた存在だったのだろう。
本作も同様で、キリスト教が、権力の安定を保証し、他方、神の名のもとに、民衆を服従させ抑え込む力として機能している典型的な例として描かれている。本作は舞台が1930年代ともあって、教会とファシズムが結びついてさえいて、共産主義者は無神論者だとしてもっとも弾圧されている。
この時代の史実として勉強になりはしたけれど、ケン・ローチの映画にしては……ちょっとあくびがでた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
楽しいとか面白い作品ではないが、
ヨーロッパで絶対的だった教会が
今やアメリカでも無宗教主義が増えている
理由が何となくわかる。
日本の価値観とかじゃ、
何が問題で、悪いことなのか
理解不能。
ただ楽しく生きたいだけなのに。。。
ちょっと悲しい話。 -
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