- Amazon.co.jp ・電子書籍 (207ページ)
感想・レビュー・書評
-
(2014/4/3)
私のマラソンの師匠二人の内の一人、岩本師匠の本。マラソン自伝のような。
もう一人の師匠平塚潤師匠からはトレーニング方法を直接指導出て取り足とり学び、
この岩本師匠にはお会いしたことはないけれど、本を通じて市民ランナーがマラソンを走るために準備すべきことを学んだ。
非常識マラソンマネジメント レース直前24時間で30分速くなる!
は本当に役にたち、この本を読んでほどなく私は3時間半を切り、今は3時間15分に近づこうとしている。
今回読んだ本は、中学時代エリートランナーだった岩本さんが高校時代挫折を経験し、立ち直り、
しかしトップランナーになれないと分かり営業の道に走り、太り、、、
に始まる自伝。
太った後のりでマラソンを走ったところからが真骨頂。
100キロのウルトラマラソン、さらに世界一苛酷な217キロ耐久レース・バッドウォーター、250キロのスパルタスロンと
どんどん挑戦していく。営業の仕事を辞め、ウルトラマラソンランナーとして独立、スポンサーを探し、見つける。
挑戦する中で、並走者、妻が走るのをサポートする中で、エリートランナーのマラソンの準備と、
市民ランナーのマラソンの準備が全然違うことに気づく。
そこから岩本さんはコーチとして頭角を現し、非常識シリーズを出したり、チームを作ったりしている。
ウルトラマラソンの体験記はすばらしい。
よく頭が真っ白になる中で体験を残していると思う。
「レースはトレース」スタート地点に立った段階でもう結果は出ている、というのは頷ける。
運がほとんど左右しない。自分で自分をコントロールする。自分に勝つ。
(まあ、天候には左右されるだろうが、、、3月30日の嵐の中の佐倉マラソンはどんなだったろう、、風よけのない印旛沼)
ただ、自分が思い描いた通りのレースができるかどうか。
その意味では私が思い描いた通りのレースが出来たのは2,3本。2012の筑波、足立くらいか。
自己ベストの2013年のハーフ足立も2014のフル板橋も、想定とは違い、半ば行き当たりバッタリ。
会心とはいえない。
次回はなんとか「レースはトレース」でいきたいものだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
いや凄い世界があって、凄い人たちがいるものだ。
200数十キロ、更に気温50度超とかもはやSF映画の様な感じ。
しかし5分で良いから体験してみたい気もしなくも無く。
マラソンはひたすら自分と闘えば良いのが良い。
3年後のウルトラマラソン(100km)チャレンジの実現可能性を感じさせてもらった。
少しだけ文章が冗長かな。もう少し読みやすい文章に出来なくもないと思ったので星マイナス一つ。 -
どうやって走ったら良いのか。自分の経歴を交え、気構えを中心に語っている。走る=人生という方の本。彼自身トレーナーでもあるらしい。
-
無性に走りたくなった感動本。俺もチャレンジしようと思った。星五つ。