星の案内人 3巻 (芳文社コミックス) [Kindle]

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  •  トキオという謎だった少年のことが少しずつわかっていく。トキオの心の変化が物語と重なるところが見事。天文の解説も濃い。ビッグバンに木星,月,昴。読み甲斐のある巻だった。

  • トキオの抱えている心の闇は深いような浅いような。固く閉ざされているようにも見えるが、ちょっとしたきっかけで何かが開くような感じもあって危うい。「物事には何でも価値があって、欲しいものには価を払わなくてはいけないんだよ」お父さんの言った言葉をしっかりうけとめているトキオはまっすぐないい子ではある。「ヴァイオリンが弾けないのを必死に隠すのも、優しい人達の言葉が信じられないのも。小宇宙しか居場所がないのも自分がちっぽけだからだ」それだけ自覚してれば十分だよ。「広く強力な磁場とたくさんの衛星達をつなぎ留める引力とその衛星を作って生み出す能力と絶大な力を確実に木星は持ってる」じいちゃんはなんでそんなに的確に上映するんだろう。「いっぱいになったコップに水を注ぐにはどうしたらいいと思う。というよりそんなコップ大事にする価値ある?壊しちゃえばいいと思わない?」悪い大人がいますよー。

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