上手な教え方の教科書 ~ 入門インストラクショナルデザイン [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 本書により、IDがよって立つ理論の概要を知ることが出来る。しかし、それにより教え方がうまくなるかは別問題だ。IDの源流が新兵教育にあることは、もっと注目されるべき。ゆえに、それと類似性がある教育現場(潰しがきかない、上下関係、馘首や降格等がある)なら、IDは、かなりの確率で適用可能だろう。学校なら、医学・看護学校である。だから、本書の舞台が社内研修であるのは、極めて適切だ。しかし、その知見が、公教育にもそのまま適用できる、という幻想は絶ちたい。実際、文科省はそんなことを言い出しているので、困りものである。

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著者プロフィール

向後 千春(こうご・ちはる)
1958年生まれ。早稲田大学人間科学学術院教授。博士(教育学)(東京学芸大学)。
専門は教育工学(特に,eラーニング,インストラクショナルデザイン),教育心理学(特に,教授法,生涯学習,作文教育),アドラー心理学(その実践と実証研究)。
著書に『人生の迷いが消える アドラー心理学のススメ』『アドラー“実践”講義』(技術評論社, 2016, 2014),『コミックでわかるアドラー心理学』(中経出版, 2014),『上手な教え方の教科書 入門インストラクショナルデザイン』(技術評論社, 2015),『教師のための教える技術』(明治図書出版, 2014),『200字の法則 伝わる文章を書く技術』『いちばんやさしい教える技術』(永岡書店, 2014, 2012),『統計学がわかる』『統計学がわかる【回帰分析・因子分析編】』(技術評論社, 2007, 2008)など。

「2016年 『18歳からの「大人の学び」基礎講座』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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