ユダヤ人とダイヤモンド (幻冬舎新書) [Kindle]

著者 :
  • 幻冬舎
4.50
  • (1)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 7
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (232ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 図書館で借りて読んでみて、面白かったのでamazonマケプレで購入。
    デビアス社という組織の存在、名前だけは知っていた。ネットで知り得た断片的な情報として、ダイヤモンドを牛耳るユダヤ資本で形成された表には出てこない組織・・・そんな漠然とした怪しげなイメージだったけど、本書を読んでデビアス社の成立から現在まで、それ以外にも中世からダイヤモンドがどのような経緯で発展を遂げ今日の地位に至ったかを学ぶことができた。バーニ・バーナトとセシル・ローズのビジネス闘争は読み物としても面白そうだ。全般的に興味深く読んだが、特に第8章の「ナチス・ドイツのダイヤモンド略奪大作戦」が本書で読むべき部分だろう。著者が小冊子を手に入れた経緯も信じがたい幸運だが、情報をひたむきに追い求める人には扉が開かれるんだなーと感じた。この部分に関して、なかなか事実検証も困難で、どこまでが真実かわからないが、少なくともそのようなプロジェクトが構想され実行されたのは間違いないだろうし、戦争のひとつの側面であるだろう。

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

1933年横浜生まれ。慶應義塾大学経済学部卒。
総合商社・日綿實業(現在、「双日」)に入社、32年間勤務(そのうち4年間はモスクワ駐在)後、中途退職。愛知学院大学、同大学院(通商政策、知的財産権)などで教鞭をとる。
著書は50冊余り。出版総部数は350万-400万部(海外での出版部数が一部不明のため概算)。
なお、『小学校で習ったシリーズ』(サンリオ)はミリオンセラーに。語学以外の分野では、『特許の文明史』(新潮社)、『華麗なる窓際族』(実業之日本社、講談社文庫)、『ユダヤ人とダイヤモンド』(幻冬舎)、『水道 蛇口からの警告』(家の光協会)など。
≪座右の銘≫「隣の席は宝物」 ≪趣味≫海外旅行(取材活動を入れて50か国)
2019年まで名古屋市立大学特任教授、名古屋市立大学22世紀研究所・副所長を務める。

「2021年 『新装版 読めますか? 小学校で習った漢字』 で使われていた紹介文から引用しています。」

守誠の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×