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- Amazon.co.jp ・電子書籍 (232ページ)
感想・レビュー・書評
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図書館で借りて読んでみて、面白かったのでamazonマケプレで購入。
デビアス社という組織の存在、名前だけは知っていた。ネットで知り得た断片的な情報として、ダイヤモンドを牛耳るユダヤ資本で形成された表には出てこない組織・・・そんな漠然とした怪しげなイメージだったけど、本書を読んでデビアス社の成立から現在まで、それ以外にも中世からダイヤモンドがどのような経緯で発展を遂げ今日の地位に至ったかを学ぶことができた。バーニ・バーナトとセシル・ローズのビジネス闘争は読み物としても面白そうだ。全般的に興味深く読んだが、特に第8章の「ナチス・ドイツのダイヤモンド略奪大作戦」が本書で読むべき部分だろう。著者が小冊子を手に入れた経緯も信じがたい幸運だが、情報をひたむきに追い求める人には扉が開かれるんだなーと感じた。この部分に関して、なかなか事実検証も困難で、どこまでが真実かわからないが、少なくともそのようなプロジェクトが構想され実行されたのは間違いないだろうし、戦争のひとつの側面であるだろう。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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