台湾と沖縄に未来はあるか? 守護霊インタヴュー 馬英九台湾総統vs.仲井眞弘多沖縄県知事 公開霊言シリーズ [Kindle]
- 幸福の科学出版 (2012年4月11日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (194ページ)
感想・レビュー・書評
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2019/10/23読了
今は昔。これは2012年の本だし、あまり参考にならない。台湾も蔡英文が総統となり、さらに次の総統が選ばれようとしている。
前半は当時の台湾総統、馬英九。
全体的な印象だが、「中国に若干の疑問をいだきつつも、抵抗できない」という状況はあるようだが、やはり中国側につくことを積極的に考えてもいるようである。
日本に対しては「サトウキビの植え方を教わっただけ」とのこと。
後半は、仲井眞知事(当時)の霊言。沖縄は難しい。確かに、日本を防衛するための負担を沖縄が担っている。それはその通り。日本軍を持って自前で守るか、今のまま米軍の負担をかけるのならば免税などの特権を与えよ、ともいう。
当然、ご本人も、戦争になればまず沖縄が取られることは分かっている。ただ、発言の端々に「大国につく」という日和見主義的な考えが散見された。
沖縄だけに負担をかけてよいものか、私も時折ニュースを見ながら考える。ただ、何らか戦争自体が生じた場合に取られるのはまず沖縄。だからこそ、沖縄の知事は日本国民だという意識を持って欲しいといつも思っている。
確かに大国につく、というのが古くから琉球王朝のやり方であって、それがあったため今日まで琉球の民族はこんにちまで存続してこられた。それも事実ではあるが、やはり日本国民ではないか。
ただ、この問題はどのような結論を採っても具合の悪い結論に落ち着くのだ。沖縄だけが負担を強いられている。それは事実。
本書が出た当時とは状況は少し変わった。アメリカのトランプが中国と張り合っている。北との関係で一触即発の事態もあったが、何とか軟着陸してこんにちに至っている。本書とは異なり、現在は香港のデモが毎日報道されているが。
今後アジア情勢はどのように流れてゆくのか。本書の最後で大川先生も、中国自体の民主化に言及している。まだ実現していない。若干の不安もあるが見守りたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示