本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第二部「神殿の巫女見習いI」 (TOブックスラノベ) [Kindle]
- TOブックス (2015年10月1日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (414ページ)
感想・レビュー・書評
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4.5
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本がない世界の兵士の娘マインに転生した主人公。マインは本を作るために紙やインクを発明し、魔法の才能を発見しました。第二部では、神殿の巫女見習いになったマインが、図書館と本に出会います。しかし、貴族の世界に馴染めず、身体も弱く、魔力も過剰なマインは、本への愛で巫女の仕事に挑みますが、未だに前途多難です。
本作のテーマは、マインの成長と発明です。マインは、平民から神殿での生活に移りますが、それに伴って、自分の立場や役割、目標や夢が変化していきます。自分の身体や魔力の限界を知りながらも、本を手に入れるために努力を続ける中、異世界にある素材や道具を使って、様々な発明をします。紙やインク、ペンや筆、カルタなど、これらは私たちにとっては当たり前のものですが、異世界では画期的なもの。マインの発明は、神殿や貴族、商人など、多くの人々に影響を与えます。マインの成長と発明は、この物語の魅力の一つです。私も、本が大好きで、マインが、本を求めて図書館に通ったり、紙やインクを作ったり、カルタを考えたりする様子に、共感しました。
総評として、この本は、本好きのための、本好きに捧ぐ、ビブリア・ファンタジーの傑作だと思います。マインの本への愛と成長と発明だけでなく、異世界の文化や風習、魔法や神話など、世界観も魅力的です。 -
神殿編。前回より面白かった。前の部よりもさらに格差社会であることが鮮明になった。
悪い人だと思っていた人はそこまで悪い人でもなかったりすれ違いが起きていたり多様な文化や立場を理解しさまざまな角度から見ないと分からないことだらけ。
知識をつけて感覚能力をつけていろんな考え方やアプローチの仕方を変えれば人も自分も周りもどんどん変わり良い方向に道が切り開かれるのだと希望が湧いたし主人公は本当にマネジメント力が高い!(本人に自覚なし)
問題は山積みでやることは多いけど優しくて頼もしい協力者たちがいるから心強い。 -
神殿編突入~!ようやく推しが出てきたね!フェ様最高やで!
やっぱこの巻ではルッツの家族会議がグッとくるよね~泣いちゃうわ。終わったあとフェ様がマインだけに聞こえるように話すのも滾る…!ありがとうございます! -
同じ世界でも
当たり前だけど環境によって常識とか違っていて.
私は異世界で生きていける気がしないなあと -
神殿ライフ開始!よき理解者に囲まれて、頑張ってます!
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とうとう神殿編きましたね! ルッツと家族の関係だったりベンノさんとの関係だったり側仕えの成長だったり、いろいろなことがあったけど私が一番気になってるのは神官長だよね!!ベンノさんも好きだけど神官長もいい!
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2022.09 オーディブル
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相変わらず面白い。ググっグーっと物語に引き込まれ次が気になって中毒性なら★★★★★ですね(笑)
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青色巫女見習い(貴族階級)として神殿で働くことになったマインが相変わらず引き起こす騒動の第二部。側仕えを使う身分に慣れるところから始めつつ、マインの猪突猛進癖は止まらない。その勢いに乗せられて、こっちがページをめくる手も止まらない。マインの本狂いに当てられたかのように、気が付けばまた睡眠時間を削ってまで読み耽ってしまう。こんなに面白かったのか、と第5巻に手を伸ばす。
(2022/136)【再読】青色巫女見習いとして通いでの神殿勤めが始まった。フェルディナンドがあったという間に存在感を発揮。それにしても登場時20歳の設定だったんだね。この世界の人たちは、こっちの感覚よりも相当大人びているというか老成している。ルッツの家族会議も良かったねと。あの辺はやっぱり子供だよなぁと感じさせる場面。自制しようと思っていたのに、取り憑かれたように読み続けてしまう。