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感想・レビュー・書評
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未来への展望は明るいほうがいいよね。2015年に出版の本だけど私が認識した範囲では内容は古くなっていない。次の時代では観客でもプレイヤーでもなくレフェリーになりたい。
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今年のベスト書籍。内燃機関による経済発展をファーストマシンエイジとし、インターネットによる経済発展をセカンドマシンエイジと定義し、大きな社会変革をどう乗り越えるかを描いている。
今まで考えていた様々なことが線になって繋がったような気がして、とてもスッキリした読後感を味わうことができた。 -
十九世紀後半の産業革命移行をファーストマシンエイジ、インターネットが広がり、AI、IoT、ビッグデータ、ロボットなどの技術が実現し市場浸透を始めている今をセカンドマシンエイジとおいて、この先の世の中の変化を論じた本。
ムーアの法則が想定した以上に技術は指数関数的進化を遂げている。それは1991年に開催された国際度量衡総会で接頭辞ヨクト、ゼプト、ゼタ、ヨタが承認され、すでにゼタ時代に突入していることからもわかる。
人口が増えているにも関わらず、環境、社会、健康問題が改善しているのは、人口こそが最大のリソースであるから。
GDP及び生産性統計は多くの価値を見落としている。現在私達が価値と感じているものはどんどん計測し難いものになってきている。ものからサービス、経験、コトへと変化している。
技術の進化は経済を豊かにしている事実がある一方で、その富は極端に局所集中している。富の総量は増えているが、所得の中央値は下がっている。
そうなると今度はベーシックインカムの話になるのだが、これは豊かさを増した経済では十分成立する可能性を秘めている。