- Amazon.co.jp ・マンガ
感想・レビュー・書評
-
漫画でしたが 文字が多くて 読み応えありました。
ペンネームは「たったひとり」と いう 意味なのかなぁと 思っていましたが 最後に 竜田という駅の名前を借りたと 書かれてあったので そうなのですね~と 納得。
内容は 原発で実際に働いた 内容が描かれていました。
ですから 著者が体験した 現場だけなので
他の作業については あまり描かれていませんでしたが
十分に現場の雰囲気が伝わってきました。
実際の現場での 人々の心理は具体的には
はっきりとは わかりませんが この本には
どういう作業があって どのように対応していたのか
が 描かれていましたので、文章だけより
絵があることによって より 理解しやすくなっていました。
まだまだ 終わっていない
原発処理の現場ですが
多くの作業員の方々の努力によって
少しづつ 片付いているのも 確かな事です。
早く 収束してもらいたいものです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
エネルギー関係者必読。1Fに限らず、大規模プラントはこうした作業者たちで支えられている事を何度でも認識しなければならない。かつ、事故の影響は計り知れないことも肝に銘じること。
漫画である事で、幅広い世代や層に読まれるという点が、本作品の重要な点である。 -
『原発ジプシー』読んだとき「点検補修のこと考えないで設計している」と思ったが、より大切な「廃炉解体」のことさえ全く考えていなかった。「なんとかなる」正力松太郎の楽観主義(置き捨てにできるアメリカならそれも良いだろう)。「とは言え、やっちまったことは始末しなければ仕方ない」解体現場作業は地元住人が多い、遺伝的影響も怖いから女子厳禁の職場、タバコを吸いまくる休憩は放射能より危険と思ってしまう。耐用年数引き延ばしてたのがいつか来る『年貢の納め時』になったのだ、日本人が『不届につき御家断絶』にならなければ良いが‥
②6.29「電気と新聞が民主主義を作る」その闇部位。福島は本来は豊かな酪農県、観光スポットも多い。それが原発という巨大施設で「電力供給分担」地元素通り送電…「除染」という利得の少ない事業に従事する人数が増えて、地域が過密状態となり解体作業の生活も悪化。竜田は「高線量」を志望する‥。卑劣白人帝国などでは何も知らない原住民を騙して作業させたりするのだろうが(そんな記事を読んだこともある)、厳密な(?)個人線量管理‥最高10次にもわたる人集め請負システムの上で膨大なプロジェクトは成り立っている。今回、東電正社員女性も出没
③8.1 今回は少し作業が進んで復興の兆しもみれるが、作業現場はまたまだ劣悪な環境。仕事の合間に行く温泉は良さそう。2014になってようやく「いちえふ」地元の日常感。作業員は「ロボットのお世話係」、融解した核燃料取り出しという最終目標に向かって、原子炉建屋のスキャニング、立体図面を作るのだが。有線操縦ロボットは段差は登れない、有線でもカメラにノイズが入る。人間がしなければならない部分は多いが、少しでも被爆時間を短くしないと年間被曝量を超えてしまう/「いままでより悪いことは起きない」「この認識が共有されれば福島のみならず東北の復興も少しは軽快に」トリチウム汚染水と風評被害/2012年に日本の総発電量は10ペタWhを下回り中国インドに抜かれたまま -
とてもリアリティのある作品
-
実際に現場で働いた実体験を漫画にするという、ありそうでなかった内容。連載や単行本になるまでのハードルについても一部触れられている。