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- / ISBN・EAN: 4589921402460
感想・レビュー・書評
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ヒトラー暗殺が後半の山場になるのかと思いきや、ヒトラー暗殺に失敗した犯人が何故計画を実行に移したのかを主軸にドイツ国内の状況が大戦に向けて徐々におかしくなっていくのを描いた作品だった。
現在、逮捕されて取り調べを受けている所と過去回想が交互に出てくる、わたしの余り得意じゃない作りだったから、ちょっと気が散ってダメだったな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
『ヒトラー暗殺、13分の誤算』
『ヒトラー 最後の12日間』の監督によるヒトラー暗殺事件の映画。こちらも実話が元になっています。一人の青年の強い信念(つまり背後がない個人の意思による犯行)がテーマなので重厚な作りの映画ですが、現在と回想の繰り返しでナチスの歪みを見せる手法が苦手、そして、エグいほどの残酷シーンを直接的な画を見せずに想像力を刺激するやり方が苦手、という評価も出そうな作品です。
本作のエルガーも『ワルキューレ』のシュタウフェンベルクも現代では英雄扱いなんですね。
そして、この2作品は時系列的に関係があるのも興味深い点でした。本作ではナチス側で主人公を尋問する将校が、後半にワルキューレ作戦側にいて処刑されます。確かに、共産党の関与をシナリオに盛り込みたいナチの尋問(拷問)を行うのですが、エルガーの信念をちゃんと見い出す役柄なのはその伏線なんでしょうね。 -
テレビの録画で見た。
自白強要と愛の物語
ナチスが政権を獲った後に、世の中がどんなふうに窮屈に、おかしくなっていったかを描く映画。共産主義者やユダヤ人の迫害を生々しく描く -
TVにて
爆破時間が13分早かったらとつい思ってしまった. -
大戦前夜、ドイツの中にも反ヒトラー派がいて、いままでとは何か違う方向に行くのではないか、と危惧する人たちがいた、というのは伝わってきた。が、なにか退屈な作りだった。
2015ドイツ
2019.4.17BSプレミアム -
ゲオルク エルザーのヒトラー暗殺未遂事件を中心に、彼の人生を描く。
ともすれば甲斐性なしな男だが、洞察力と行動力、そして信念を持っている。
彼の立場から見るとヒトラー崇拝はあまりに荒唐無稽に写るが、事実は小説よりも奇なりといったところだろう。
WWⅡ直前のドイツの空気に肌が粟立つが、映画としては盛り上がりどころに欠ける印象。 -
実話を基にした話。
題材も主人公の行動も興味深いのに、どうしてこんな感じの作りにしてしまったのでしょう、残念。 -
ヒトラーが暗殺されたなんて史実はないし、「13分の誤算」なんてネタバレも甚だしい。この映画大丈夫かいな?と思ったところ、冒頭でヒトラー暗殺事件があっさり未遂に終わり、この容疑者のパーソナル・ヒストリーが描かれます。あ、そういう映画だったんですね。
拷問を受けながらの孤独な闘いを続けるからの姿は痛切ではありますが、「白バラの祈り」というナチスの抵抗運動を描いた凄い映画を見ているので、ちょっと見劣りしたというか、いまひとつ心に突き刺さるものがなかったですね。 -
時間があれば
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ヒルシュビーゲルといえば、ヒトラー最後の12日間の監督ではなかったか?
あの映画は大作だったが、こちらはそこまでのスケール感はない。
爆破犯の回想で、ナチスが政権を取り、片田舎まで鉤十字に支配されていく様を描く。
あまり感情移入できる主人公ではなかった。