VMware徹底入門 第4版 VMware vSphere 6.0対応 [Kindle]
- 翔泳社 (2015年11月17日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (655ページ)
感想・レビュー・書評
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ヴイエムウェア株式会社による本。流石に公式だけあって圧巻のボリューム。業務でVMwareを使用する人にとっては嬉しいのでは。
自分はパブリッククラウドどっぷりなので完全に門外漢になったが、仮想化の考え方は参考になるところがあった。自前でVMwareをホストする(言い方あっているか分からない)のに比べてだいぶ考慮するところが減るんだなぁというのを再認識した。
- 最新VMware vSphere 6.0の概要
- VMware ESXi 6.0とvCenter Server 6.0の導入
- vSphereによるCPU・メモリの仮想化とリソース管理
- vSphereによるストレージの仮想化とリソース管理
- vSphereによるネットワークの仮想化とリソース管理
- 仮想マシンの作成と管理
- ライブマイグレーション
- vSphereクラスタによる動的配置とリソース利用の最適化
- vSphereクラスタによる高可用性機能
- 仮想マシンのバックアップと災害対策
- vSphereの設計のベストプラクティス
- vSphereのパフォーマンスの管理とチューニング
- 仮想基盤の運用管理:vRealize Operations Manager
- vSphere環境のアップグレード
- ネットワーク仮想化
- Software-Defined Storage
- Software-Defined Data Center
- VMwareが提供するパブリッククラウド詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ボリュームがすごい。一言一句読むととても終わらないので、ざっと読んであとで必要な部分を精読する。
【ハイライト部分】
・NUMA(Non-Uniform Memory Access)とは、複数の物理CPU 間で共有する物理メモリに対し、メモリの物理的な場所によってアクセス速度が異なるコンピュータアーキテクチャのことです。
・各仮想マシンのゲスト物理メモリの合計は、ホスト物理メモリのサイズを超えることが可能です。これをメモリのオーバーコミットと言います。
・他のゲストOS にアロケートされているインアクティブなメモリを強制的にスワップアウトさせて解放し、その分をメモリ要求があったゲストOS にアロケートします。このメカニズムを「バルーニング」と呼び、ホスト物理メモリの残りサイズがしきい値を下回った状態で、ゲストOS からメモリアロケートが要求された場合に発動します。
・予約値が設定された仮想マシンの電源をESXi ホスト上でオンにしようとしたとき、ESXi ホストに十分なホスト物理メモリの空き容量がない場合、予約分のメモリを確保できないため、この仮想マシンの電源をオンにできません。この場合、別のホストで仮想マシンの電源をオンにするか、予約の数値を変更するか、ホスト上で稼働している仮想マシンを別のホストにvMotion で移動するなどして、予約値を満たすリソースを確保する必要があります。 【1】
・仮想NIC は純粋なソフトウェアであり、物理的な障害を起こすことはありませんので、NIC の物理的な耐障害性を目的としたチーミングを行う必要はありません。
・VMware には00:50:56のOUI が割り当てられており、これを使ってMAC アドレスは仮想NIC ごとに自動生成されます。
・vCenter Server に何らかの障害が発生して正常に動作していない場合でも、vSphere HA は正常に動作し続け、vCenter Server が単一障害点になることはあり