あなたの脳を鍛える 速読・速考・速発信の技術 [Kindle]

著者 : 斉藤英治

• 東京書籍 (2002年9月6日発売)

感想・レビュー・書評

[香具師山啖呵堂さんの感想 · 2022年1月8日]

　前回読んだ呉真由美さんの本と同じく、速読トレーニングについては軽く触れられているのみで、速読の夢と希望について語った書。呉さんの著書は女性的な雰囲気だったのに対し、本書は男性的にビジネスに徹しています。
　本書ではまた、アウトプットの方法も詳しく述べられています。通勤時間にレコーダーに口述筆記するとは、涙ぐましい努力です。
　私も昔のジュブナイルＳＦの研究をしています。
　
20世紀少年少女SFクラブ
　　https://sfklubo.net/
　
　これは口述筆記するより、まとまった時間をとって机の上で資料を広げて見比べて引用してじっくりと執筆するタイプの研究なのでそんなに手軽にはいかないと思います。
　
　私も以前、斉藤先生のネット速読講座を受講していたことあります。
　どこかの速聴ソフトと提携していて、速い音声を聞いて速読能力を鍛えるというものだったような。
　この速聴ソフトはなかなか優れたものでしたが、いつの間にかなくなり、PC買い替えに伴って忘却の彼方へ。
　当時は精神面の不調が激しく、何をやっても成果が上がらず長続きしなかったものです。
　現在は少しはましになったとはいえ、色々と新しい気苦労が絶えず似たようなもんです。
　
　キンドルアンリミテッドで耳と目から読みました。
　それはいいのですが、キンドルだと紙の本のように後からパラパラとめくって流し読みすることができないのが不便です。
　読んでから時間がたつと何を書いていたのか忘れてしまいます。
　保存して時々パラパラめくって記憶を新たにするには紙の本の方が便利ですね。
　電子書籍も紙の本も一長一短があります。
　
OLDIES 三丁目のブログ
　あなたの脳を鍛える 速読・速考・速発信の技術
　　https://diletanto.hateblo.jp/entry/2022/01/07/204911　

[crowa960さんの感想 · 2019年11月8日]

読書量を増やすとっかかり的な意味で、Kindle Unlimitedにある中からまず読んでみた。速読の技術にとどまらない内容だったが、いかんせん今読むと少し古く感じる部分も。

[そーまさんの感想 · 2019年2月21日]

情報収集能力、理解力、理解量の向上はこれからの時代に必ず必要。アメリカの大統領の資料の読み込みの速さとかがニュースになってたのを見たことあるけど、それはこの力が鍛えられているから。

自分はそこからのアウトプット能力を伸ばす必要があると感じた。

[あまりさんの感想 · 2018年1月6日]

時間を区切って読む。
全体を俯瞰してから読み始める。
得た情報はアウトプットする。
アウトプットは本で出すのがベスト。
閃いたキーワードを1200字に膨らます。
新たに閃いた他のキーワードを1200(…略)

速読に限らず、人生に役立ちそう。
まず全体像を捉える→納期を決めて行動。
→得た成果を世に出す

著者プロフィール

斉藤英治（さいとう・えいじ）

医学博士。1940年、山形市生まれ。東北大学卒業。武田薬品工業にてビタミンと脳科学の研究開発を経て、現在、健康英知研究所所長。日本綜合医学会常任理事、日本健康科学学会理事をそれぞれ長年務める。
心とからだの健康向上と脳科学、脳力開発の研究をライフワークとし、心を豊かにする読書法や能率学を研究、教育にも力を入れている。
そのメソッドは、富士フイルム、NEC、JR東日本など、多くの企業研修にも採用され、人気研修となっている。
著書に、『世界一上達が速い「英語耳」勉強法』（三笠書房刊）など多数がある。

「2021年 『世界一わかりやすい「速読」の教科書』 で使われていた紹介文から引用しています。」