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感想・レビュー・書評
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魅力的で愛される人ほど「本音」を話している
と言う事実。一見「本音」というと、むかついたらそのまま表現しちゃうとか、人間のドロドロした感情をそのまま出してもいいの!?と思ってしまうがここで書かれているのは、
「そもそも本音ってどの感情?」という点についてである。
早く帰るよと言った夫が結局仕事で遅くなり、子どもが泣いている。「どうして1本の連絡もしなかったのよ!」は本当の本音じゃきっとなくて、「子供も私もあなたとご飯を食べられるのを楽しみにしていたのに、悲しい」が心の奥底にある本音では?
目の前の相手の本音に気づくには、まず自分の本音に気づくところからだよね、と。
電車で足を踏まれたら、「いったーい・・・」この感情を味わえばいい。「そういえば前もこんなことあったな・・・」と過去のことをわざわざ思い出したりするほど、感情は長引く。
本音に気づくステップは5つ
1 感知する
2 ひと呼吸
3 変化に気づく
4 名前をつける
5 ニーズを想像する
人の話を1ミリの過不足なく相手の認識のまま聞けている人はほとんどいない。必ず多かれ少なかれ別のこと(たとえば今日の夕飯とか相手の顔の癖とか)を考えているはず。まず良い練習方法としては、テープレコーダーのように、相手の話を反芻してみる練習。これで相手の言葉から感情やニーズを想像する。(❌「私だったらこうするな」)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ビジネス書のように見えるんだけど、科学的アプローチになっている。今まで本音を話したことがない。日本人に多いんじゃなかろうか。ただこのアプローチ、欧米発信のものであろう、日本人との会話で成立するだろうか?という不安が生じた。自分の本音を探る、までは出来ると思うんだけど、他者が関わることになると難航しそう(特に日本人、脊髄反射的に倫理判断しがちだし、本音を喋ってもぶっ潰されそう)。ちょっとずつ会話に盛り込んでいこうと思う。