これも修行のうち。 実践!あらゆる悩みに「反応しない」生活 [Kindle]
- KADOKAWA (2016年4月14日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (171ページ)
感想・レビュー・書評
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著者は16歳で出家したのち、大検を経て東大法学部を卒業するという、めちゃくちゃすごい人です。
仏教の考えをもとに、あらゆる悩みを解決する「考え方」が書かれています。
ぜひぜひ読んでみてください詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「反応しない練習」は正直あんまりピンと来なかったけど、実践編のこちらにはピンときました。おすすめです。
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「反応しない練習」の実践編。
こちらは、”反応”しないために、どのような心構えで日々を過ごせばよいかを、様々なシーンで具体的な例を挙げて説明してある。
全部で50のプチ修行があるが、草薙氏らしく、実践的で無理もなく、時にはユーモラスで楽しくすらなる。
しかし、この”反応しない”ということは、心穏やかに生きて行く上で必要な答えの一つと思うので参考にしていきたい。 -
「方法はある」なんとかできる。
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「反応しない練習」が悩みや問題に対する「考え方」を教えてくれるのに対し
この本は「実践、行動」の仕方を教えてもらえた
生活していると悩みのタネはこんなにあるのか!と絶望したりするときもあるが
自分が悩んでいることなんて人類史上初めて出てきた悩みであるわけがないので
そこは先人たちが教えてくれている「教え」を実践していけば楽しく生きられる
と思えた
「本書で気がついたこと」
人生は考え方次第
「心のなかにあるものを、あると理解すること」
(怒り、不平不満、良くない感情はどうしても沸いてくるので
沸いてきたら「あっ、怒りが沸いてきた」と客観視できると良い
負の感情は小さくしていき、ニュートラルな感情にできればさらに良い
「お役に立てればよし」という心がけ
外を歩くときに、見かける人々に「みんな大変なんだろうな」と
いう思いを向けてみる
快の基本は「集中すること」
妄想時間を減らすと「幸せの総量」は増える
考えすぎるクセをやめる
「自分は正しい」は最大の勘違い
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ヒトは独りでは生きられないけど
複数で生きるとどうしても悩みを抱えてしまう
承認欲求や他人の感情を探ったり、勘ぐったりして生きづらい
ただそれは皆が皆、同じように感じている
生きている限り「お互い様」だと思って、自分も大変だけど
皆も大変(そう見えなくても不自由がゼロのヒトはいない)なのは
間違いないので、自分に寛容に、相手にも寛容に、なれれば
人生楽しく生きられると思えた。 -
流し読み。
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反応しないスキル、身につけたいと思う
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読みやすいようにプチ修行を中心に書かれていますが、仏教における「心」についてとても分かりやすくまとめてくれています。
心には、①感覚②感情③思考④意欲⑤意識の5つの領域があるとのこと。
そのうち僕は、①感覚については知っていたが、②感情以降についてよく理解していなかったので、仏教の教えの深さに感動しました。
最新の自己啓発本を読み漁る前に、まず仏教について学ぶべきでしたね…。
特に印象に残ったのが、感情には①快②不快③ニュートラルの状態があり、③ニュートラルを基本とするべきという教え。
快を求めて不快を生み出し疲弊してしまうから、ニュートラルが良いとのこと。
教えていただくと、なるほど確かにと思うのですが、今までの人生ずっと快を求め続けて生きていました。そりゃ疲れますわ。ニュートラルが基本という考えをもっと早く知れたら、もっと生きやすかったのに。目が覚めました。
こんな深い教えだらけの本なので、仏教について凄く詳しい型でなければ、きっと自分の人生にとって青天の霹靂のような教えが見つかるはずです。 -
反応しない練習に続けて、読了。
今回は、audible版とkindleを見つつ読み終えました。
audibleはそのまま読むのではなくて、解説がはいったりするので、こちらのほうがおすすめかも。
内容としては、日常的にできることをプチ修行として数多く紹介している。
一つ一つの小さなことを修行とする。最初にでてくるシャワー禅だったり、歩くことだったりと、日常的にやっていること具体的に意識を向ける。
意識を向けることで、感情のもやもやだったり、妄想が取り払われる。
自分の感覚を大事にして、そのときそのときを生きるということのように感じた。
実際やってみると、例えば飲み物を飲むということで水の流れを意識すれば体内で冷たい感覚が伝わっていくのがわかる。最初に気づくと少し面白い感覚でもある。
このような日常、何気なくやっていること一つずつに新たな感覚をもたらせてくれる。 -
言葉遣いが巧みである。タイトルも刺さる。著者の頭の良さを感じた。
その一方、詭弁というか知性化というか、インテリが現実と向き合わずに言い訳をしているだけに感じる箇所もあった。
「それをブッダに訊いてみよう」みたいな、カジュアルな書き方なのだが、我田引水というか牽強付会というか、虎の威を借るキツネのような印象がなきにしもあらずであった。
"快不快"を軸にした思想は、浅い。
エッセイとして読むならよい。だが、仏教の関連書として読むなら、物足りなさを感じる。