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オリエの笑顔の裏には後悔が詰まっている。どんなに悲しくてもお腹がすくし、そんな自分に腹を立てたりもするけど。それが生きているってこと。「汁物ってのはすごいねぇ!!!一椀にいいもんが全部つまってて、一口で体の芯にすーっと入り込んでくる」晩年のおじいちゃんは固形物もうけつけなくて、そんなおじいちゃんの言葉がオリエのスープ好きに一躍買ってるのかもしれない。「寒くて水も冷たくてあたりもさみしい。それに、夜が長いと不安や悲しい記憶にとらわれやすくなりますから。…でも、ここを越えればあとは明るくなる一方なんです」弥燕さんも何か悲しい過去を持ってそうだよな。「でも…いいものを作ろうと思ったら、まずは自分が元気でないと」オリエはたくましい。
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