本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (185ページ)
感想・レビュー・書評
-
太宰が好きなら絶対に読んだほうがいい本です。
読者として、編集者として、側にいた野原さんの寂しさと懐かしさと愛に満ちた回想。単なる回想以上に、純粋に読み物としてもとても良い作品だと思います。
とくに、遺体捜索のシーンから、終わりにかけて、ひとつの映画を見ているような気持ちでした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
太宰さんの人生については様々な本で知っていましたが、これ程までに生々しくリアルな文章を読んだのは初めてでした。
周りの人々との関わり方や、太宰さんの発言、行動、表情などから、等身大の姿を垣間見れたような気がします。
遺体が発見された時のエピソードは、涙無しでは読めませんでした。
女の立場から見ると、太宰さんは「ずるい男」だなぁと感じてしまう部分が多いのですが、そういうところがまた、なんだか放っておけなくて、何かしてあげたくなるような人だったのかなぁ、寂しかったのかなぁと、本を読みながら想像していました。
全2件中 1 - 2件を表示