ベスト・パートナーになるために―――男と女が知っておくべき「分かち愛」のルール 男は火星から、女は金星からやってきた [Kindle]

  • 三笠書房
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感想・レビュー・書評

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  • 夫婦関係は難解で複雑。
    関係を維持するためには(可能であれば双方の)踏ん張りが必要なのだと、改めて認識しました。
    どちらが悪いわけでもない、夫婦関係というものがそもそも非常に難しいものであること、でもそれを乗り越えれば、お互いが唯一無二の存在になっていくのだと、その乗り越え方の様々を教えてくれ、暖かく応援してくれる本です。
    繰り返し読みたいです。

  • 女性は話すことでストレス発散につながるが、男性は自己完結しようとする。女性は話して問題解決より共感を求めるが、男性は共感より問題解決を優先しがち。一方男性が悩みを抱えたら殻に閉じこもるので、女性はそっと見守りつつ、自分の時間を過ごすのが良い。
    という話が最も印象的。

  • 文中に印をつけた箇所が過去一くらい多かったです。それくらい納得した箇所が多い本でした。

    はじめに男女の人間はそもそも異星人どうしなのだ、という大前提にたちます。面白い考え方だなと思いました。そもそも違う生物なのだから、思考回路が違っているわけで、だから相手のことを知ろうという気になります。

    典型的な、男女のあるあるの例をもとにわかりやすく深く掘り下げてくれます。

    ・話をとにかく聞いて同情してほしい女子。それに対し、困っているからよかれと解決策をすぐに押し付けようとする男性。
    ・お互いの与えてくれたことを意識せずともスコア化して評価しているという考えは目から鱗でした。男女でスコアのカウントのしかたが違って、皮肉なことに、男性が公平だと思うようにすると、女性は不公平に感じるのだそうです。男性は高額のプレゼントをすれば大きな得点になると勘違いしているとのことです。
    たしかに細かな親切がたくさんあったほうが嬉しくて、愛されている感はあるなと思います。
    ・男性が問題にぶちあたったとき穴に閉じこもる現象。
    ・ある日突然、相手に対して冷めてしまう現象。
      などなど、それぞれの乗り越え方も教えてくれます。

    燃え上がるように自然と進展する恋の時期もあれば、反対に、夫婦・彼氏彼女どちらが悪いわけでもなく、関係がうまくいかなくなる時期もあるそうです。そういうときの乗り越え方も教えてくれていて、勇気づけられました。

    男女の思考回路の違い、そこからくるもやもやをこれほどまでに丁寧に解きほぐして、納得させてくれる著書はないんじゃないかと思うほどです。恋愛本としておすすめです。

  • 朝起きたら急に相手への想いに変化があることは普通なんだなって分かったので星3つとしました。

  • 大島渚監督の翻訳本です。
    男は火星から女は金星からやってきた
    男と女の間に愛がなければ二人の間の性格とかはしらなくてもいいでしょうが、
    愛があればお互いを理解する方が長持ちするでしょう。
    女には「おしゃべり」とことん聞く、男にはほっとく。
    おもしろい本ですが、年寄りにはなにかモヤモヤして読んだ。

  • 男性は自分で解決したいと思う生き物なので、
    課題があったりしてもそれを女性に分かち合うのではなく、
    ひとりで解決しようとする、、ということにハッとしました。男性と女性それぞれ問題解決の方法が違うことにびっくりしました。

  • 男と女はそれぞれ違う星から来たという前提のもと、
    男女の考え方の違い、そしてどうすれば上手くいくかを教えてくれる本。
    女目線から読むと「男って何でこう考えるの?面倒」と思う反面、
    男から読むと「女って面倒だな」と思うんだろうな。

    とりあえず、違う生き物の「異性」への理解を深めたい人は
    読んで損はないと思います。
    ただ、この本に書いてあることを実践出来るかどうかはまた別のお話...

  • 男女は全く違う思考を持った別の生き物であるということを前提に、さまざまな男女問題に対してどう対峙していくべきか?良い関係築き保つためのベストな行動は何か?を解説している本書。
    時々そんな聖母のような対応は無茶だろう…と思う記述もあったが、長期的に見れば自分の精神衛生を保つためにも必要なことなのだろうと思うようになった。
    言葉で言うのは簡単だが、男女は一見同じ人間に見えても「別の」生き物であるということ心から理解することさえできれば平穏で気持ちの良い生活が送れることだろう。

  • 元々男女は別の生き物で、相容れないという考えは非常に役立つと感じた。

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著者プロフィール

(John Gray)
1948年生まれ。イギリスの政治哲学者。オックスフォード大学で博士号取得後、オックスフォード大学、ハーヴァード大学、イェール大学その他で教鞭をとり、2008年に引退するまでロンドン・スクール・オブ・エコノミクス教授(ヨーロッパ思想)。著書 『グローバリズムという妄想』(日本経済新聞社、1999)、『自由主義の二つの顔:価値多元主義と共生の政治哲学』(ミネルヴァ書房、2006)、『アル・カーイダと西欧:打ち砕かれた「西欧的近代化への野望」』(阪急コミュニケーションズ、2004)、『ユートピア政治の終焉:グローバル・デモクラシーという神話』(岩波書店、2011)、『バーリンの政治哲学入門』(岩波書店、2009)、『わらの犬:地球に君臨する人間』(みすず書房,2009)、『猫に学ぶ:いかに良く生きるか』(みすず書房、2021)他多数。The Guardian, Times Literary Supplementその他の紙誌に定期的に寄稿。

「2021年 『猫に学ぶ いかに良く生きるか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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