【旧版】金利を見れば投資はうまくいく [Kindle]

著者 :
  • クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
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感想・レビュー・書評

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  • 金利が先行指標になることは当たり前のことだが、米国ー>欧州ー>日本と景気の伝播にラグがあるため遅れた国では遅行指標となりうるという指摘にはハッとさせられた。

  • 2022年初から、Twitterでは債券利回りに関する記事・スペースが頻繁に発信された印象があります。
    私自身も債券に関しては我流での知識が大半なので、改めて知識を整理しようと思って本書を手に取りました。
    本書から得られるものは、景気サイクルにおけるWD・景況感指数・社債利回りとスプレッドの関係を可視化してくれることで、点在する知識が1つになっていきます。
    過去の景気に於ける各指標の結果と、今後(執筆時からの)の予測パターンを可視化・推測してくれてるので、我々の現実世界での参考になるでしょう。
    なんせ過去に出版された本なので、当時の予測が合ってたのか?の答え合わせもできますしね。
    ただしイールドカーブがどのようか形になると景気や株価の傾向はどうなるのか?という突っ込んだ話までは記載されてません。
    あくまでも景気サイクルと、それに関係する金利の話が少し。後はさまざまな景況感を表す指標やセクター&アセットがどう動いたか?がメインです。

    というか金利自体の話も、前半部分にしか出てきませんでした。

    その前半部分では景気循環に於ける長期金利の動きと、長短金利差の話が出てきて、まさに旬なテーマにもなります。
    しかし資金需要が高まると、なぜ長期金利が上昇(価格が低下)するのか?などの因果関係の解説がないので、おそらく理解が深まるにつれて本質的な疑問が出てくるんじゃないだろうか?と感じました。
    債券に関する基本を学べると期待して読んだ本ですが、入門書だとしても重要な部分を端折り過ぎてるように感じます。QEによる仮想政策金利の部分もそうです。

    そして欧州や新興国の金融政策とその後の結果に関しては、因果関係の説明が「かなり」いい加減に説明されている気がしました。
    ドイツの金融政策と各金融危機の話なんかが、良い例でしょう。
    そもそも著者の貨幣に対する基本的な認識が間違ってるのが分かったので、その時点で本書全体の経済的な見解が怪しく感じます。
    それでも経済・景気指標と株価・金利のニュースを楽しく見れるようになるには、十分な1冊じゃないでしょうか?

  • 基本的にリスクオフ→財務緊縮→リスクオン→レバレッジの信用サイクルや景気減速(秋)→金融緩和(冬)→景気回復(春)→金融引き締め(夏)の基本事項を説明した後、
    現状確認方法や季節にあった商品選びについて説明しています。
    現状の金融政策の季節(金利政策、米ドル、長短金利差)と信用サイクル(2年のスワップスプレッド、BBB格付け10年社債スプレッド、基準を厳格化した銀行の割合、デフォルト率、企業借入)の局面を確認し、景気への反応順のセクター別に投資するのに役立つように説明されています。

  • 重要だと思うのだが、当方の金融リテラシーのなさから読み進むのは難しかった。
    読み物として面白い本を選びましょう。

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