- Amazon.co.jp ・電子書籍 (130ページ)
感想・レビュー・書評
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学ぶというよりは主婦のアーユルヴェーダ体験記というような感じ。
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アーユルヴェーダの魅力、その奥深さ、面白さがわかりやすく、著者自身の体験や感想もあって読みやすい。
アーユルヴェーダについて何も知らない、興味も持っていなかった著者が、(ようやく)興味を持って実際に体験していく…
身体のメンテナンスのため、アーユルヴェーダの病院に入院する。
日本ではマッサージや医食同源な分野がよく強調されているが、ホリスティックな医療であるアーユルヴェーダ。
食事、規則正しい生活、運動――それは武術――、そして占星術を取り入れている。
興味深かったのはファミリーテンプルの見学。
アーユルヴェーダに仕える一族が守ってきた森の中の寺院は原始的な自然崇拝・多神教的な雰囲気もありつつ、その神の姿は目に見えるものではない、と…
その象徴は祠に並べられた8つの椅子だった。
あと伊藤武『秘伝マルマ ツボ刺激ヨーガ』( https://booklog.jp/item/16/25350940 )でも紹介されていた、マルマ(急所)についての言及もあったのが新鮮。よくチャクラについては言及されているが、マルマは省かれることが多いので。
現地の若者が、アーユルヴェーダの奥深さに触れ、積極的に生き生きと「学びたい!」と話す姿をどこか冷めた目でみていた著者。
「迷信のよう」と言っていたのが、‘3000年近くも臨床例を重ねているものを 簡単に迷信だなんて言えないよね 迷信だけだったらこの3000年の間にとっくに淘汰されちゃってもおかしくないよ(p.104)’と考える。
なんでも穿って見て、眉唾として疑っていた著者が、帰国後にヨーガをしている姿に、変化を感じた。
Kindle Unlimited 読了。