- Amazon.co.jp ・電子書籍 (343ページ)
感想・レビュー・書評
-
テレビで見てる印象だとのびのびとしていて人目を気にしないタイプの印象だったけど、それはお母さんの教育?接し方?の賜物なんだなぁと。
だいぶ変わった子供時代だったと思うので、つい人と比べたり、軌道修正したくなってしまうと思うけど、さかなくんのお母さんはとにかく気になったことを最後まで追求する姿にどこまでも協力的。
タコの水槽の前に1日いられたら起こりたくなるだろうに…
しかも魚の料理や、魚屋さんとの交渉などは全部さかなくん自身にやらせ、失敗が目に見えても口出しはせずじっと見守り、失敗からの学びを自分で理解してもらうようにしている。すごすぎる。
子供を伸ばすも可能性を止めるも親の接し方次第なのだなと。
親が否定的だったらさかなくんはだいぶ生きにくい人生を送っただろうな。
ほんとこのお母さんはすごい!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
子供を全員東大に入れたという、某ママの本より余程ためになった。(そっちは読んでないけど)
何故ならこれは母が書いた本でなく育てられた側の子供から見た本だから。
もちろんこれは子育て本じゃなくて自叙伝なのは分かってるけれど、今、子育てをしている私には、母としてどうあるべきかとても勉強になった。
『好き』を応援するってそういうことなんだ!と納得出来た感じ。今まで甘やかしと好きの応援の違いがよくわかってなかったのかもしれません。
さかなクンの母の器の大きさに恐れ入りました。
ちなみに映画『さかなの子』を先に見てからの本書でしたが、思った以上に映画の仰天エピソードも入ってて、「これほんとにあったんだ!?」と笑えました。
映画もとても面白いのでオススメです。
-
さかなクンは嫌いじゃないけど、この本を読んで、少し複雑な気分になった。
なんというか・・・好きな事だけをしてきて、しなくてはいけないことはしていない印象を持ってしまった。
ラッキーで、今の位置につけたことを羨ましく思うが、みんながこうだと嫌だなと思ってしまった。
さかなクン、ごめんね。 -
とても面白かった
好きに勝るものなし
いまの仕事になるまでの紆余曲折
母からの応援
子供も面白くて三回読み直してました -
さかなクンがどのように形作られたのか、本人による著作。
こちらの本が原作となっている映画『さかなのこ』を先に観ていたので、ストーリーはうっすら想像がついたのだが、原作の方が濃い内容だった。
さかなクンの生き方がなんとも素晴らしいのだが、それ以上に母親の育て方が素晴らしいの一言に尽きる。 -
さかなクンの明るさ、素直さ、性格の良さ、好きなことに突出した才能があることによって、周りの人もさかなクンをサポートしたいと思えるのだろう。
そしてその性格を育てたのはお母さんの見守る力が多大。クエを飼うために日本料理屋にお願いし譲り受ける了承を得るばめん。待っていたら飼うためと知らない大将が刺身にしてしまいさかなクンは号泣するのだが、母親は口出しせず失敗も成功も全てさかなクン自身に引き受けさせた。これはなかなかできない。失敗させたくないと先回って教えたくなってしまうところを敢えて失敗させるのは、大きな信じる力があったからか。
受験で落とされた大学に、教授の推薦から助教授→客員教授となるのも痛快。
最後の最後でクリオネの餌が見つかるところもなぜか納得。
特に、カブトガニの繁殖に成功した際の広報誌に載っていた鈴木先生のコメントを読んで素敵な先生だなと思った。
「私の専門は化学なので金魚を飼った経験もなく、何もかも生徒に教えられている状態です」
わからないことを素直にさかなクンたちに聞き、海水が必要となると休みの日に車を出してポリタンクいつくもの海水を運び、育てるサポートを全力で行った。
さかなクンだけが素晴らしいのではなく、サポートしてくれる存在がいるからさかなクンがさかなクンとして輝けるのだなとわかった。 -
さかなクンの好きに一途な様子がとても良い。そして何と言っても、お母様の存在がさかなクンがさかなクンであることの重要な要素である気がします。パパ・ママ・じじ・ばば・おじ・おば、子どもに関わっている人全員におすすめ。
-
さかなクンの自叙伝的な本。やりたいことをやり続けてそれを仕事にするという理想的な人生だと思う。ただそれは誰でも実現できることではない。さかなクンのように1つのことに没頭できる人でないと難しいのかなと思った。たださかなクンの生き方は素晴らしい。
-
ものすごくパワフルで可愛いエッセイだった。あらためて「好き」のエネルギーは凄まじいと感じた。今の自分に迷いがあったので、私自身の幼少期を思い出しながら読んだ。子育てしている人にも勧めたい一冊。
-
あのさかなクンでも、どうやって生きていくかに悩んできたんだなあと励まされる一冊。母になったら母魚さまのようにわが子の才能を信じて一番の応援者になりたい。