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感想・レビュー・書評
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発達した優性遺伝子ノスクと旧遺伝子キュリオとの2つの分断された昼と夜の世界という、設定は割と興味を引くものなのにその不条理さも全く生かしきれていない脚本がとても残念。
親子愛と友情を描いているわりに絆の描き方が希薄すぎる。
ガタカのような近未来のSFなのに盛り上がりに欠けるし、いつまでも入り込めないので挫折しそうになった時にいきなり起こるカオスな長回しのシーン。
ここはとても舞台的で監督は恐らくここを見せ場にしたかったのかもしれませんが、そこら中に悲劇が散らばりすぎて結局どこに集中していいのかわからず、冷めた目で見てる私がいました。
強いて言えば退廃した村の雰囲気と近未来風なノスクの世界の対比と、神木隆之介の演技だけは良かったけど周りとのテンション違いすぎてなんか浮いて見えてたし、ノスク役の古川くんは宇宙人にしか見えない。
強いて言えば門脇麦があちらの世界の人間になった後の父親との対面シーンのあのなんとも言えない空気は割と良かった。
CGとかほぼ使わないで頑張ってた方だけど、少しだけ偉そうなこと言わせて貰えば、日本のSFってこんなもんかーとがっかり。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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