1940年夏に帝政カールスラントはネウロイに陥落。1941年,祖国を離れてブリタニアへ撤退したエーリカ・ハルトマンは13歳の少尉。上官のゲルトルート・バルクホルンは15歳の中尉。
この頃からエーリカはのんびり屋でだらしなく,トゥルーデに怒られまくっている。トゥルーデは妹がネウロイの犠牲で寝たきりになったためイライラしてばかりで,ミーナもエーリカも彼女のことを心配している。ミーナは15歳の大尉。トゥルーデとエーリカは良いコンビでエーリカがトゥルーデの側にいることで安心している様子。祖国を追われたミーナは統合戦闘航空団の計画を立てている。
ミーナの上官になるアドルフィーネ・ガランド中佐(20歳)はエーリカをも負かす凄腕の持ち主。街で買い物途中に知り合ったブリタニアのウィッチ,ハリエット・スティーア中尉は16歳,エーリカを可愛がりついでに才能も見抜く。
海の上で出会ったオストマルクのウィッチ,ヴィクトリア・ウルバノウィッチュ少佐(18歳)は不思議にみんなを和ませる女性。
苛立って怒鳴り散らすトゥルーデに,めげずに抱きつくエーリカ。苛立ちから解放されないトゥルーデ。ガリアにネウロイの巣が発見され,ブリタニアを最後の砦にミーナが提唱していた統合戦闘航空団の計画が実行が決まる。1941年春に欧州本土からブリタニアへの撤退は完了。
巻末の年表や世界地図が参考になる。