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感想・レビュー・書評
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人間椅子のギター/ボーカルの自伝。なんと日経新聞で記事に。
人間椅子の何が感動的って、四半世紀以上のキャリアで基本的に売れてない、それでも真摯に続けている、その姿そのものだ。この自伝はその情熱と、迷いと、悟りの境地を、一般人、どちらかというとかなりなダメ人間の視点から見事に描いていて、「なるほど、だから今が最高に魅力的なのだ」と感心させられる。
大きな話題となったももクロとの共演時(50歳手前)にはまだ、高円寺の2万5千円のアパートに住んでいたことや、最初のOzz Festからのオファーへの興奮ぶり。「僕は気づいたのだ、最善を尽くさなくては何の意味もないと。ベストを尽くすから、次の仕事がやって来る」「小学生の時にいじめられていなかったら、たぶん僕はギターを弾いていなかったでしょう」。実に和風なロックスターである。
最初に彼らのライブを観たのは一昨年のOzz Festでのこと。メンバー全員とてもとても幸せそうだった理由が、この本を読んで分かりました。ロックって、音だけじゃなくてやっぱりコンテクストも大事ね。またライブ観たい!詳細をみるコメント0件をすべて表示
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