だんだらごはん(1) (ARIAコミックス) [Kindle]

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感想 : 8
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感想・レビュー・書評

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  •  タダ読み( ´ ▽ ` )ノ

     文久3年、試衛館の面々が京に上る直前、浪士組を結成するあたりから物語がスタート。
     沖田総司に誘われて道場に出入りしていた山口一がふとしたことから人を殺めてしまい、急遽斎藤と名前を変えて一人先発して上京することになる。

     まあわりとありがちな新選組の少女マンガ風青春日誌。
     土方、近藤、山南、左之助、永倉らおなじみの面々が続々登場(キャラ造形は大河「新選組!」から強く影響を受けているように見受けられる)( ´ ▽ ` )ノ
     各話「料理」が主題となってるところが本作のウリなんだけど、この第1巻を読んだ限りではあんまり意味がなかったな、これ。特に料理上手やグルメキャラがいるわけじゃないからなあ......
     身分制度がメインテーマで、物語は今後どんどん殺伐化していくはずだから、そのエグさを緩和する役割を「おいしいご飯」に持たせているのかな?

     語り口が巧みでするすると話が進んでいき、新選組マニア・初心者どっちでも楽しめるような内容(もろ少女マンガ風の絵柄は好き嫌いはっきり分かれるだろうけど)。
     けっこう面白かった。
     機会があれば続きも読んでみたい( ´ ▽ ` )ノ

     しかし主人公の斎藤一、「るろ剣」のあの斎藤一とはまるきりの別人だな......
    2021/08/27
    #2295
     
     

  • タイトルからして「新選組の料理ものなんだろうなぁ」と予想はしていたけれど、予想を上回る内容。まさか、試衛館時代から描き出すとは思わなかった。そして、斎藤一をこういうキャラとして描くか……!と唸らされる内容。いろんな意味で、新選組のイメージが変わりそうな作品だと思う。

  • 幕末の志士たちのごはん事情いかに。な、だんだらごはん。「努力したって何したって、生まれで全部が決まるなんておかしくないですか?」そういう時代だったんだろうけどね。「意地張るのもいいけど、どんな業物でも、使い方が悪けりゃ折れる。自分の矜持守りたいなら、意地だってうまく扱う方法、覚えねぇと。あいつどっかで折れるぞ」土方さんがかっこいい。「武士が天下を争うという時代ではなくなったが…負けてもあきらめない心は大事にしていきたいよなぁ…」食事情はまぁ当時のご飯ですから。ニラ粥はおいしそうではあった。

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著者プロフィール

第5回ARIAコミックグランプリで入賞し、「神神神神神(かみだらけ)」でデビュー。その反響の大きさから即「かみだらけ」として連載が決定した、注目の新人。『かみだらけ』全3巻、『池袋ヲトメ道戦記』既刊2巻。

「2017年 『だんだらごはん(1)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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