初対面でも話がはずむ おもしろい伝え方の公式 [Kindle]
- 日本能率協会マネジメントセンター (2016年12月30日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (230ページ)
感想・レビュー・書評
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初対面でも話しがはずむ おもしろい伝え方の公式
著:石田 章洋
「誰でもおもしろい話ができる伝え方の公式」が存在する。
ユーモアはコミュニケーションにおける最高の武器である。ユーモアとは、言葉を使って、人を笑顔にすることであり、身に付けている人といない人では、長い人生に大きな差が生まれてくる。
ユーモアとはセンスではなく学べるもの、それを理解しただけで、すでに半分ユーモアをマスターしたようなものである。
本書の構成は以下の6章から構成されている。
①なぜ、あなたの話は「おもしろくない」のか?
②おもしろい人は空気を読む
③今日から使えるたったひとつに笑いの原理
④今より2倍おもしろくなる伝える技術
⑤シチュエーション別 おもしろい伝え方
⑥今よりもっとおもしろくなる!おもしろい人の習慣
ユーモアはお笑い芸人さんだけが、必要なものではなく、気持ちの良いコミュニケーションや深いコミュニケーションをとる際にも必要となる。
内容を伝えるというだけでは、ロジックがしっかりしていれば、伝わるのかもしれない。しかし、何を言われるかよりは、誰に言われるかの部分に対してはユーモアを交えながら伝えることで、相手との良い関係の構築からの行動への移行はスムーズな点も頷ける。
コミュニケーションは人対人の生ものであり、ひとつの公式で解決するということはない。しかし、本書のような基本を学ぶことで、活用し、そして学び人とユーモアを持って接したいという気持ちを持つだけで、何歩も前進している。
空気を読むというコミュニケーションの基本から、緊張と緩和というお笑い芸人御用達のルール等、さらりと書いて分かりやすく、日常のコミュニケーションに落とし込んで書かれている章を理解するだけでも、確実にレベルはあがる。
ユーモアに伝えるという難しいことを簡単に説明した一冊。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「企画は、ひと言」の著者。元落語家の放送作家さん。
ユーモアは緊張→緩和、という基本原則。
ただ具体例があんまり面白くないので、見出しとまとめを拾い読みして自分なりに応用すればよいかなと思う。 -
※200426再読メモ。2018年頃に読んだ時に登録してなかったみたい。
おもしろい=話がうまい=わかりやすい=絵が浮かぶ
①場の空気
話を出せる環境と関係を見極める
相手との関係値、参加者の立場や感情、場の目的の前提理解etc
相手の観察
②話の流れ
緊張と緩和の順番で話す
?→!の流れ。ex.真面目→意外性。不安→安心。自慢→自虐。倒置法。予想外。
落語の始まり
③話の映像化
端的にイメージしやすいように話す
擬音/擬態、会話調、例え話
お笑い芸人 -
中身は濃くないけど、笑いの法則をもとに、例が多く紹介されているところが良かった。自分もキンカンの法則やオノマトペを利用して話をしたくなりました。
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俺にはユーモアがあるので、全部できてた
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「ユーモアほコミュニケーションにおける最強の武器」である。そして、「おもしろさ」にセンスはいらない。シンプルな公式を覚え、それを応用するだけーーー。元落語家で、現在は放送作家として活躍する著者による「おもしろい伝え方の公式」
人に何かを伝えたり、教えたりするときに、「おもしろく」伝えられれば、より、興味を持ってもらったり、わかりやすくなったりするのではないかと思い、読んでみました。
「おもしろい伝え方の公式」とは、
「空気を読む × 笑いの原理 × 伝える技術」とのこと。
そして、「笑い」に関する理論「緊緩(キンカン)の法則」(「人は緊張が緩和された時に笑う」という法則)
そのほか、「相手の頭に映像が浮かぶように話す」など。
これらのことを頭において伝えるようにしようと思う。