分析は、分解と解析の2つの作業が必要で、ばらしてまとめると問題解決が面白いほどできるようになるというのはなるほどと思いました。分かっていていも難しいのですが。
クエスチョンには、正しいとされる解が1つだけあります。それは、正解や模範と呼ばれるものです。それを求めることを、 解答 といいます。 学習した手段を思い出すか、マニュアルを調べ、その手順に従って実行すれば解答できます。このような作業は、 オペレイション と呼ばれます。
プロブレムには、選択可能な解が複数存在します。優劣があるだけで、正解や模範はありません。より優れた案を求めることを 解決 といいます。 知識と経験を生かして考えなければなりません。そして、努力と気力で実行することになります。このような作業は クリエイション と呼ばれます。
問題の認識に役立つ、2つの魔法の質問があります。 「誰のため?」 「何のため?」 この2つを、常に問いかけるようにしてください。そうすれば、問題の兆し、切っ掛けが見つけやすくなります。
【マン】人や組織に関する改善点はないか 【マテリアル】材料やデータに改善点はないか 【メソッド】やり方や流れに関する改善点はないか 【マシン】ツールや装置に関する改善点はないか
分析とは、モノやコトを細かく分け、要素や本質を明らかにして、その構造や仕組みを論理的に調べ、ある特質を見えるように整理すること です。
分析は、分解と解析の2つの作業が必要ということ。簡単にいえば、ばらしてまとめるのです。このことを、しっかり理解してください。問題分析がうまくできると、問題解決が面白いほどできるようになります。
名詞をより具体的にするために、定量的な名詞を使う方法があります。 定量的な名詞は、測定が可能です。 測定が可能ということは、ファンクションの達成を程度で確認することが可能になります。
検証の過程で発生する文章やデータは、残しておきます。その理由の1つは、 間違った調整を避けるため。 解決策には、十分に練られた背景があります。勝手に調整をしてしまうと、その背景を無視した手段になってしまいます。背景を無視すると、解決できないかもしれません。実行の段階で、条件が変更になった時や、想定とは異なる状況になった時、解決策に至る経緯を確認しましょう。 もう1つは、 別の問題解決の参考にするため。 苦労して集めた資料や、検討したデータは、たとえその解決策が採用されなかったとしても、貴重なもの。同じ内容の資料を再びそろえるには、時間も費用もかかります。 だから、一連の検証結果は、あとで見返せるようにまとめておくことです。