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- Amazon.co.jp ・映画
- / ISBN・EAN: 4988013284692
感想・レビュー・書評
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だらだらと老年のソールライターを収めた作品なのですが、なぜか見終わった後にすっきりしてしまう不思議な作品でした。
認められたいとか、人生でやり残したことがあるとか、目的意識だとか、そういった価値基準から逃れているからか、ゆったりと観ることができた。
幸福を追い求めるなんて馬鹿げてる、という一言が最後に出てくるんですけど、なんだか楽になった一言。
一つの価値基準を追い求めて疲れている人には癒される映画かもしれない。
このドキュメンタリーのいいところは、映画にするにあたっての監督側の意図やメッセージのようなものがないこと。
撮影者に文句を垂れながら、少しずつ自分のことや写真の話をしてくれるライターを見ることができる。
人生で見つけた13のことというのも、たいそうなメッセージではないところがよい。
それが見る人によっては淡々としていて取り止めがなさすぎるように感じるよう。
私はソールライターの人となりがよく伝わる作品だと思う。
なんでもないことや無駄に思えるやりとりのほうが、率直にその人を表現しているのではないかなと。
散らかった部屋、なんでもないニューヨークの日常、無秩序さがとても心地よい映画です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ソールライター展を観に行った後、観た映画。人生の大半の心配ごとは大抵大したことではないという名言。気が軽くなった。
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