- Amazon.co.jp ・電子書籍 (354ページ)
感想・レビュー・書評
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前から興味のあったゲームだけれども、やらないまま来てしまった。
それが、たまたま映画のトレイラーを見た事で、ああ、これははまりそうだなと思ったわけだ。ただ、私は目が半分見えないので、ロードショーはちとつらい。
これまた忘れているままに、本書を発見!
これは歴史小説ではない
そもそも、現実の歴史とは乖離している設定がたくさんある。
まず第一に、テンプル騎士団(聖堂騎士団、Knights Templer)や暗殺教団(Assassin)が現代まで存続しているわけないですし!
テンプル騎士団は、騎士団への借金をチャラにし、かつその財産の詐取を狙ったフランス王の企みによって潰れ、アサシン教団も、少なくとも山の老人に支配された鷲の砦は、今はない……と、されている。
まあ、テンプル騎士団の勢力が非常に強く、かつ豊かであって、当時の欧州では絶大な権力を持っていた事は事実。もっとも、世界征服を企んだわけではなく、十字軍における、現地のエキスパート、十字軍の(実質上の)指揮者、そして欧州各地からの寄進などによって蓄えた莫大な財産を、十字軍遠征及び国内の内戦によって財政的に疲弊していた各国の王に貸し付けていた事は間違いないのかな。
まあ、騎士団は修道会(の発展形)であるから、女性が加わっているというところには非常に違和感があるのだが……。
むしろ暗殺教団の方が、第一次大戦のきっかけとなった暗殺事件の犯人は実は……というような説があるくらいで、まだ存続の可能性はありそうw
ともあれ、ゲームの映像などを見てもわかる通り、アクションのキレが良く、テンポも良い。最初から最後まで楽しめる。
そういえば、作品の象徴ともなっている、Eagle dive は、やはり山の老人が住んでいたという「鷲の巣(Alamut)」の名前から来ているのかな~。詳細をみるコメント0件をすべて表示