子どもが育つ魔法の言葉 (PHP文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 子育てのバイブル本として有名な本らしいが、書かれている内容は、一般的な普通の育児書。

    子供の成長には安定した日常生活が不可欠。日常生活が崩れてしまう出来事があると、子供にとって世界が崩壊したように感じてしまう。

    親の死に別れはもちろん、両親の離婚は子供にとっては最も辛い事件となる。
    子供というのは、常に自分は捨てられたらどうしようという不安を抱えている。

    子供は大人のようにうまく感情をコントロールすることができない。親は子供の感情を抑えつけることがないように注意しなくてはいけない。

    子供にとって親とのあたたかい触れ合いが必要なことは言うまでもない。時間の許す限りスキンシップを忘れないこと。

    子供との約束事、ルールについては親が一方的に押し付けるのではなく、子供の考えや要望を取り入れて決めてゆくもの。

    親として一番大切なことは、子供に何を言うかではない。子供と一緒に何をするか。親の価値観は行動によって子供に伝わるもの。

  • 具体的な場面がイメージできる話と、その考え方がたくさんあって良かった

  • 子育てをする時に、
    子供に何かを教えなきゃ!と思って一生懸命になってしまいがちだけど、
    言葉で伝えること以上に自分がしている行動が影響していることを痛感した。
    自分の言動にチグハグがないのか、
    振り返ることが大切だなと改めて学びになった。
    いいことも悪いことも全て、
    どんなトラブルでも、
    それをどうやって乗り越えるのか?
    どうやって解決するのか?
    どうやって考えるのか?
    自分のその姿勢こそが1番、子どもに影響を与えているんだ。
    家庭の中でも、私と夫の夫婦関係で家族の形、相手への配慮、気遣い、思いやりを学んでいる。
    どんな経験も親の自分がどのように向き合っているのか?
    まさに親の生き様が子どもへの学びに繋がるんだな。
    一つ一つの言動、それが子供にどんな影響を与えるのか?
    どんなメッセージを伝えているのか?
    どんな学びを与えているのか?
    本当に自分自身気をつけていこうと思った。
    この本には書かれていなかったが、
    子どもが自信を持つためには親からの愛情、尊重することが本当に大切で、
    でもその前に親が自分を愛していて、認めていて、受け止めていなければ本当の愛を伝えることができない。
    まずは親が自分と向き合い、自分を整えること。
    本を読みながら、その視点もとても大切だなと思った。
    子どもに対して愛情があってもその子にあった「伝え方」は子どもによってもさまざま。
    しっかり観察して向き合っていきたいな。

  • 「子供に対してどのように接していけばいいか」という、子育てに関する答えのない永遠のテーマに助言をくれる一冊でした。

    翻訳された本で、海外特有の例え話満載な感じなので少々読みづらいというか、途中ダレる感じもありましたが、内容はとても良かったです。

    子供が正直で、優しく、思いやりのある子に育って欲しいと思う親は多いと思うのですが、
    そのためには、親もまた、正直で優しく思いやりを持って子供に接してあげる事が大切。
    そして、子供は親の事を1番信頼し、とてもよく観察しているものだから、日常生活でも同様に心がける事が良い。
    ただし、完璧な人は居ないので気負いせず、出来なかったら出来なかった事を認めていけばよいとのこと。

  • 子どもの話を聞き、どうしたらいい?と一緒に考えていくスタイルに共感した。

  • 子どもへの声のかけ方、気を付けよう。
    「〇〇しちゃダメ!」と言いがちだけど、
    なるべく「〇〇した方が上手くいくんじゃない?」と言おう。

  • お花畑向けの本!?

    ■子どもは、敵意や憎しみのなかで育つと、精神が不安定になります。子どもによっては、不安から逃れるために、乱暴になる子もいます。

    ■価値ある物とは、人に見せびらかすことができる物なのだー。これは、できれば子どもたちには教えたくない価値観です。

    ■正邪の基準

    ■誰かを傷つけたり、怒らせたりしてしまったときには、相手の身になり、自分のしたことを反省することが大切です。(略)それが分かっている子なら、心から謝罪し、償おうと努力するでしょう。人間は、本当にすまないことをしたと思えば、二度と同じ過ちを繰り返すまいと心に誓います。そして、心から相手に謝ることができるのです。

    ■我慢強いとは、現実を受け入れ、現実を認めるということ。(略)たとえ最悪の状況であっても、腹を決めて、できるだけの努力をするのです。

    ■子どもは、自分を誉めてくれる親を見て育つことで、友だちとの関係でも相手のよいところを認めて仲良くやってゆくことの大切さを学びます。(略)親に誉められた分だけ人に好かれる子になるのです。

  • 本の始めにある「子は親の鏡」という詩に惹かれ、これから子育てが始まる妊娠時期に読みました。

    子育ての上でも、教育現場に立つ者としても、とても自分の言動を考えさせられる本でした。

    子どもを育てること。
    親としての責任をしっかりと果たせられるように、一人の人として恥のない生き方を改めてしたいなぁと思いました。

  • たまに思い出して読みたくなる育児本
    伝え方ってすごく大切。
    親が結論を言うのではなく、
    子どもの答えを導き出す。
    どうして、なぜそう思ったの?
    たくさん誉める。肯定する。

    自分を大好きでいて、人を愛することができる子になってほしいな。

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著者プロフィール

ドロシー・ロー・ノルト(Dorothy Law Nolte,1924−2005)  
米国ロサンゼルス出身。子育てコンサルタント。生涯、家族関係や教育についての講演や執筆に力を注いだ。1954年、29歳のときに地元の新聞に19行の詩「子は親の鏡」を発表し、大反響を呼ぶ。日本では『アメリカインディアンの教え』(扶桑社)や『子どもが育つ魔法の言葉』(PHP研究所)などに収録され、ミリオンセラーとなった。


「2016年 『やさしくなれたら、あなたはもう一人ぼっちじゃない。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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