シークレット・オブ・モンスター [DVD]

監督 : ブラディ・コーベット 
出演 : ベレニス・ベジョ  リアム・カニンガム  ステイシー・マーティン  ロバート・パディンソン 
  • ポニーキャニオン
2.55
  • (2)
  • (1)
  • (9)
  • (5)
  • (5)
本棚登録 : 39
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988013288195

感想・レビュー・書評

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  • 確かに子供の頃の異常性は見られたものの、もうちょっと独裁者になる雰囲気を出して欲しかった。

  • 久々に見終わってめちゃくちゃ腹がたった映画。
    見る側に考えを委ねる作り方は好きだけど演出音楽含め壮大にするだけしてこちらを引きつけておいて内容は自分で考えてくださいって、結局散々カッコつけて中身を詰めることができなかったできなかったんじゃないの?って思ってしまう。
    作る側の端くれとしては許せないというかダサすぎて絶対無理。
    だったら演出含めて突き放してくれよと。
    主演の美少年はとにかく美しかったのでその目の保養分で☆1です。

  • 煽りは面白いと思ったんだけどな。
    幾つか解説読んでもイマイチ

  • イギリス、フランス、ハンガリーの合作映画。東欧が絡むと画面が少しねっとりとするというか、闇の色が深くなるような気がします。

    第一次世界大戦終戦直後からヴェルサイユ条約までのあいだの期間のお話。
    主人公は、アメリカ人の父親(政府の要人)とドイツ人の母親の元に生まれた、女の子のように美しい少年。

    まるでオペラのように幕が決まっていて、ぶつりと章が終わると画面が暗くなります。

    どういう映画かと聞かれると、ネタバレせずに説明するのが大変難しいものなのですが、正統派の映画が好きな方は楽しめるんじゃないかと。
    人工的な光ではなく、自然光を多用したカメラワークや、特定のキャラクターに寄り添うことのないストーリー、主人公であるはずの少年を「理解できない」と思わせる演出に、不安をやたらめたら煽ってくる音楽。観客を楽しませよう!というエンターテイナーな感じではなく、まるで10代の頃に背伸びして入った格式高いレストランのような雰囲気。理解できないのなら、それで構わないという匂いが個人的には好きでした。

    リアム・カニンガムが父親役だったのですが、ゲームオブスローンズのときとまったく違うキャラだったので、何度か、これは本当にあのオニオンナイトなのか?と思ったり。
    母親役の彼女も、アーティストで見かけた時と全然違って硬質なオーラで、演者はいちいち素晴らしかったです。

    印象に残ったのは、少年に優しくしていたメイドさんが解雇されたときに言った「残りの人生すべてをかけて、奥様と奥様たちご家族のご不運を祈ります」。怖かった…!

  • 暗い画像にイライラ。演出?

    ストーリーが伝わってこない。演出?
    彼を狂気に追いやるものが、なんなのかわからない。あえて?
    それらしきものを小出しにしても、ズバリとは言わないわりに
    タイトルは仰々しい。

    でてくる人物誰にも共感できない映画だ。

  • 音楽は何だかパッとしない上に耳に障るし、暴君に変幻する美少年を期待したけど思うほどの暴君でもないし、書きたい部分がボケボケで全てのピントがズレてるような映画をチンタラ見せられて心にお土産があるわけでなく語るほどの内容がないので評価が出来ない。

  • 2倍速でも観るのが苦痛でしかなかったけれども、鑑賞後解説を見ずにいられません。
    公式サイト他をチェックして謎が明かされると
    確かにおおっていうちょっとした感心はありましたが・・・それだけで独裁者になる?

  • こんなすごい人の子供時代はかんしゃく持ちだったってことが秘密なの?話はなんだかわからなかったけど映像と音楽は好み。

  • 2017/5/20 とにかく、最初から やたら音響凄まじく 音響によって怖がらせようとしてるのかと思うほど、クライマックスでもないのに最初から こんなに音響が邪魔する映画も珍しい(オーケストラだろうけど 活かされてなく残念)しかも、少年をモンスターのように扱ってるが親の方が余程 モンスター感あり 内容が入ってこなかった
    音響でのみ盛り上げて ラストは結局 少年の頃に変わった子だと親から思われてた子供が 独裁者に育つという話なのか?説得力も納得もいかない映画です。歴史的背景を描きつつ 何をチョイスしているのやら よく分からなかったので 観た方のレビューであらすじを追ったくらい それで サルトルの短編から作品にしたって〜驚いた!サルトルの本は好きだし説得力あるけど 映画は駄作

  • THE CHILDHOOD OF A LEADER
    2015年 イギリス+ハンガリー+フランス 116分
    監督:ブラディ・コーベット
    出演:トム・スウィート/ベレニス・ベジョ/リアム・カニンガム/ステイシー・マーティン/ロバート・パティンソン
    http://secret-monster.jp/

    どうやら原案はジャン=ポール・サルトルの短編「一指導者の幼年時代」らしい。そういえば原題は「THE CHILDHOOD OF A LEADER」。サルトルのその短編は面白かったと記憶しているけれど、予備知識なく観たので気づかず、そもそもこの映画自体は監督のセンスを疑う退屈な駄作だった。

    1918年、ヴェルサイユ条約締結のためフランスにやってきたアメリカ政府高官の父と、信仰心の厚い母、そしてその息子。女の子に間違えられるほど美しいこの少年を演じたトム・スウィート、不思議なことに顔はものすごく整っているのに可愛げが全くない。それを狙った演出ならすごいけど、つまりこの少年がいずれ独裁者になるわけですね。

    まず、とにかく音楽がうるさい。冒頭からこれでもかとヒステリックにホラー風の音楽、思わせぶりなカメラワーク、不穏さを高めたいのだろうけど、やりすぎ。同じことを終盤でも繰り返すのだけどこの音楽からは「どや!すごいやろ!意外なオチでびっくりしたやろ!」という作り手のドヤ顔しか浮かんでこなくてゲンナリ。
    宣伝の煽り文句が「独裁者の謎に迫る 心理パズルミステリー 不条理な謎解きに劇場内騒然」とか大袈裟なのもそっくり同じ。ミステリーでもないし心理パズルでもないし独裁者の謎にもせまってない。「美しき少年が狂気のモンスター独裁者に変貌する」って宣伝文句でもうオチ言っちゃってるし、しかも全然その過程に説得力ないし。

    両親が常に「息子は?」などと少年の名前を呼ばないことになにか意味があるのかと思いきや、とくに意味はないし。わざわざ章だてして最終章のサブタイトルが「私生児プレスコット」。怒りにかられた母親がやっと息子を「プレスコット!」と呼ぶ、それだけ。そんな名前の独裁者いたっけなあ?とこちらはぼんやり。つうかここのタイトルで私生児って言っちゃったら、ラストのオチが読めるし。少年が成長したらロバート・パティンソン(※母親の不倫相手と二役)になって出てきただけでドヤ顔されても・・・。

    なんというか、この少年のおかれた家庭環境は確かにあまり良いものではないけど、かといってとんでもない不幸かというとそこまでではないんですよ。父親は政府高官ゆえ忙しい、あまり家にいない、それはまあ仕方ないでしょう。息子のお気に入りの家庭教師とどうやらできてる、まあイヤだろうけど、よくあることでしょう。母親も息子に冷淡ではあるけれどまったく可愛がっていないわけではない。夫の事は好きではないっぽいが、彼女が奥様面して召使たちに威張っていられるのはその夫の地位のおかげだし、なぜか後半で唐突にホントは結婚なんかしたくなかったし子供も欲しくなかったし教師になりたかったみたいなことを匂わせてくるけど知らんがな。唯一息子に信頼されていた古株のメイドを解雇するなどヒステリック。そしてチャールズという記者とできている。

    確かに子供の養育に適した家庭ではないかもしれないけど、それだけで独裁者に育ってしまうなら世界中独裁者だらけになってしまう。どのエピソードも中途半端で、少年の奇行の理由が両親の愛情不足、構って欲しい気持ちの表現なのだとしたら普通の子供だし、そうではなく彼が並はずれたサイコパスだというのなら、もっとそういうエピソードで示すべき。なんの説得力もないし、ミステリーでもなかった。がっかり。

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