スクールセクハラ なぜ教師のわいせつ犯罪は繰り返されるのか (幻冬舎文庫) [Kindle]

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  • 幻冬舎
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感想・レビュー・書評

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  • 10年以上にわたって取材をしてきた
    ドキュメントです。

    学校でこんな事が おこっているのに
    教育委員会とか 校長とかが
    非協力的とは。。。。
    怒りを感じました。

    学校においては 先生の力は 大人が考える以上に
    子供にとって大きなものだという事を
    子供の周りの 大人がもっと理解して
    子供の変化に 早く気がついてあげて
    このような事がもう 二度とないように
    未然に防げるような システムにしていってもらいたいです。

    密室における このような事は まずは密室を無くす事から そして 教師は 子供に対して 権力なんて 持っていないなんて思わず
    子供に対して とても大きな力を持っているのだから 気をつけて行動してもらいたいです。

    怒りながら 読みました。
    そして この本にも書かれて いますが この本は 多くの人に 特に子供たちに読んでもらいたいです。
    先生が 内緒だよって 言ってきたら
    まず、危険を感じてください。
    そして 親御さんたちは 子供が 助けを求めてきたら 話をちゃんと 聞いてあげてください。
    友達が困っていたら 信用のおける 人に相談してください。

    セクハラを受けた子が 長い間苦しまないように。
    セクハラは 受けた子は 全く悪くないんです。
    学校などは 保身に走らず 子供の事を一番に 考えてあげてください。

    とは言え 先生の中には 素晴らしい人も沢山います。
    ので 余計に色々考えさせられます。

    こういう本を読むと 感想がまとまりません。。。。

  • ばっと一気読み。興味があった。なぜ起こるのか。どうして起こるのか。なぜなくならないのか。

    親子の関係もそうだが、教師と生徒の関係しかり、絶対的な支配関係が成り立ってしまう。親も担任も選べない。とても狭いコミュニティー(家、または学校、教室、部活動)の中で権力者にされたこと、発言への対応としてどれだけの選択肢が子や生徒にあるか、考えられるか。

    教育界も、あってはならないこと、というレベルで事象を捉えるのではなく、起こり得ることとして常時警鐘を鳴らし続けていなくてはならない。教師陣にも、保護者にも、生徒たちにも。

    所詮人間と人間ので成り立つ世界なので、性善説ではなく、性悪説で、親は担任と言えどもやはり彼らを含め、近くで触れ合う大人とどう関わり合うべきかを在学中に(女児は小学生高学年くらいから)伝え続けねばいけないし、それは当然の務めとして取り組む社会になっていくのが望ましいかな。

    性にまつわる問題を覆い隠すのではなくそこにあるものとして問題解決をしていく姿勢を子供に見せることの重要性を感じる。

    できれば知らせたくない、もちろんきっと身の回りでは起きないだろうと思い、その事象を社会から消してしまうことが危険だなと思う。

    紹介事案数は少ないが、事細かに会話のやり取りが書かれておりとてもわかりやすく、読みやすかった。

  • スクールセクハラや教師のわいせつ犯罪は本当に難しい問題。はっきりとスクールセクハラやわいせつ犯罪となるような問題は断じて許せないけれど、その一方で男女の恋愛は個人間の問題という面もある。実際に、教師と生徒間の恋愛は少なくないし、中には教師と生徒が卒業後に結婚するケースだってあるのが現実。それまでも完全にダメとしていまうのも違うと思うし、本当に難しいと思う。

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