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感想・レビュー・書評
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※この本は途中で挫折しました
思ってたのと違った。
日本在住民が『賭博系創作』で思い出すものといえば、ざわざわしたり、「あんた、嘘つきだね」だったり、小説ならネズミと手を組んだポーカーだったりと、頭脳戦をメインに据えた話が多いのではと予想するが、そういう類ではなかった。表紙で気づけって話なんだが。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
電撃小説大賞《金賞》デビュー作、表紙は絵師がノリノリで▲十八世紀末のロンドン。賭場で仕方なく購入した奴隷。想いを通わせていく二人を引き裂く悲劇。一世一代のギャンブルに挑む▼『バイオスフィア不動産』が良く練られた中々の出来だったので手に取る。価値観を極振りすることで保ってきた心を動かしたもの、きっかけはヒロインでも、廻りや亡き養父との巡り合わせ所以と思える良構成。地に足のついたギャンブルシーンでありながら、白熱させる手腕は流石で、中ボスは心憎い。設定や世界観が剛健で、タイトル回収の心地良い良作(2017年)
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非常に丁寧に物語が構成され後半にクライマックスがやってくる。
めんどくさがりの勝たない賭博師が、勝ってしまったことで仕方なく手に入れる奴隷少女。少女は喋れない。
が世話をするうちに少し愛着が湧く。
そんなときに少女がさらわれてしまう。
取り戻すために、大博打にうってでる。
その結末は。
つづきが期待できる -
イギリスの帝都で賭博で生きている青年の話。
勝つためにあの手この手でいかさまをしてどんな奴からも金を巻き上げる・・・なんてことはなく「勝ちすぎない」「負けない」という養父の教えを守りながら人生投げやりに生きてるところに愛玩用の奴隷だったリーラがやってくる。
リーラの反応が結構かわいい。時代背景がしっかり考察されていて読んでいてその場にいるような気分になる。賭博の種類やいかさまの種類も紹介されていてわかりやすかった。最後の勝負はとても熱かった。しいていうならもう少し主人公の顔をカッコよくしても良かったのでは? -
エリザベス朝下ロンドンの賭博師を主人公とした作品
舞台設定は面白いものの背景もキャラクタも魅力不足
絵も大いに足を引っ張っていてかわいそう -
面白かったよ.
大勝ちも大負けもしないように調整してた賭博師が
ディーラーのミスでうっかり大勝ちしちゃって
仕方がないからその金を店に還元しようと奴隷を買う.
で,賭博師の3つのルールの話が出てきて
「賭博師は負けない」
「賭博師は勝たない」
まで言ってから3つめがなかなか出てこなかったんだけど
既に盛大にネタバレされているわけですね.
たぶんアレなんだろうな.
きっとアレなんだろうな.
と,高まっていってからの
やっぱりアレだったかー!
の感じ,ぼくは好きだなぁ.
今回の騒動でちょっと有名になりすぎちゃった彼は
新天地でまた賭博三昧を繰り広げるのでしょうかね.
詳しくは2巻で.
それよりも気になるのは
両面表のイカサマコイン,いったい何時使ったんだ?
もしくは使ってなかった?
なんとなく
最初のアレんときは
イカサマコインを使っててほしいなという妙な期待感ががが. -
ヒロインがかなり悲惨なスタートからはじまるが、丸くおさまってよかった。よかった。徹頭徹尾ギャンブルの話なのは珍しく楽しめた。