セッション [Blu-ray]

監督 : デイミアン・チャゼル 
出演 : マイルズ・テラー  J・K・シモンズ 
  • ギャガ
4.00
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感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4589921405188

感想・レビュー・書評

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  • 結果がすべの厳しい世界だな…と思った。そして有名な指導者が人格者とは限らないという事も感じた。
    ただの暴君(しごき)なのか、名指導者(指導)なのか意見が分かるところだ。受け取り方は人それぞれ。私は甘ちゃんなんで褒められた方がいいなぁ…。(劇中でそれがよくないとも言われてるけど)。『愛に生きる』でも似たようなことが書かれていた。

    最後の最後で、すべてがニーマンとフレッチャーの魂のセッションだということに気づいて鳥肌が立った。音とテンポに憑り付かれた男たちのセッション。主導権の奪い合い。(もうYOUたち体でセッションしちゃいなYO)見ていて大変盛り上がってしまった。

    仕事でイライラして鬱憤が溜まり誰かを殴りたくなった時に見たいな。それにしても…最初と最後のニーマンの顔つきの変化に驚かされる。面構えがよくなるというか、精悍さが目立つというか…、すごいなと思った。

    楽譜を盗んだのも、窮地に陥らせてニーマンを覚醒させるためだろう。でも元教え子の死の真相(真実)をメンバーに伝えなかったことから、後ろめたさを少しは感じていたんじゃないだろうか?と、私は思った。
    それにしても二人とも似た者同士のハチャメチャっプリだった。(バンドメンバー大変だったろうなぁ……)

    ☞鈴木鎮一の『愛に生きる』
    ☞『ガラスの仮面』のマヤと月影先生。『ギヴン』の秋彦と雨月。(あれ…?そっち系?私には完全にそう見えてしまったのです)

  • スポ根、バトル映画という方もいますが、もう一つ別な視点として、愛の映画でもあると思います。
    ニーマンとフレッチャーの愛が激しくぶつかり合う映画です。

    バトル漫画と恋愛漫画は構成は同じとはよく言われるもので。
    (といいつつ、この映画は決して恋愛映画というくくりではない、人間同士の愛の映画なんだけど、うまく表現できません…)

    現実世界でフレッチャーみたいな指導者は社会に必要ない害悪(怒鳴ったりしなくても素晴らしい人材はちゃんと育つ)なんですが、この映画の世界ではああいう性格のフレッチャーとニーマンでなければ物語の最後にあの愛が完成しないのです。

    ニーマンとフレッチャーは、凸と凹で、お互いがお互いのためだけに存在しているのです。

    最後の音楽祭でフレッチャーが「お前が密告したのか」といってニーマンを糾弾し復讐しようとしたのは、復讐してやるという気持ちより、ニーマンをめちゃくちゃにしてしまえばその先が見れると無意識なのか意識的になのか、そう思ってとった行動だと思います。
    つまり愛が暴走しているのですが、それをニーマンはきっちり受け止めます。
    ニーマンでなければ受け止められません。

    1時間40分ほどでこんな激しい愛の始まりから完成まで描けるのかと、すごく胸が熱くなりました。
    一生好きな映画の一つになりました。

  • Amazon Primeで見つけた。
    当時観たかったけど見逃していた。

    才能あるジャズ・ドラマー、ニーマンに対し、指揮者のフレッチャーが狂気的に叩きのめす。それは鍛えなのかいじめなのか。
    ニーマンはいつしかドラムだけにのめり込まざるを得なくなる。
    それは自らの生死を超えていくほどに。

    最後の「ドーン!」やフレッチャーとの戦いに惹き込まれてしまった。

    面白い映画でした。

  • プライムビデオで観ました。観終えるまでにエネルギーが必要な映画。いろいろ突っ込みたいところはあるけど、熱量に圧倒される。

  • カッコ良い。
    ひたすらカッコよかった。
    音楽よく分からないけど、最後は痺れた

  • 音楽根性物語.
    私はこの教師を生理的に受け入れられない.

  • Amazon Prime Videoで。

    セッション(字幕版)
    https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B016B9JQ0S

    音楽を生業としている人に対しては、音楽で屈服させる、認めさせるしかない…ということかな(本作品の場合)。仮に、音楽以外のやり方で貶められたとしても。
    なぜフレッチャーがこの音楽大学で一目置かれているのだろう。実績?
    ドラマーだとなお面白いのかも。ただ、レッスンの厳しさはわかるけど罵り方が酷い。

  • 感情と感情のぶつかり合いが
    音楽を作り上げていく。

  • 終盤の展開!眠れなくなりそう。

  • よくある挫折からのサクセスストーリー、と思いきや…こっちまで手汗かきそうな展開。ハッピーエンドなのか?これも人生の通過点でしかないということか?いろんな意味でリアル。見た甲斐あった!

  • ホラー映画ではエッジの効いた作品を創出しているブラムハウスプロダクションの こちらは音楽系ドラマ かなり刺激的で僕は良かったが賛否は分かれる感じだな
    ラストはとても魅せていると思うけど、ちょっと消化不良な感も否めないか。

  • 点数つけれない
    消して、ハッピーな気分になるものではないけど
    人間らしい主人公に良くも悪くも感情移入して直視できない部分もあり、、、最後までハラハラ、ラストは圧巻。映画館でこのシーンだけでも見てみたかった。レビュアーさんの解説みて納得。ララランドもそうだけどこの監督さんの作品は、一筋縄ては行かない感じ笑 ただ感じるものがある。あたしはそれがある事が大事。

  • 音楽にポイントを置いて作られているわけではないんだと思う。
    なんだか、音楽について語っているのは、最後のフレッチャーの微笑みだけのような気さえする。
    だだ、最後の演奏の部分はスカッとする。
    よくわからないけど見て良かったと思える不思議な映画。

  • 音楽映画として観るとガッカリするので注意。
    すごい気合いで作られてる感じはするんだけれど、何が言いたいのかよく分からない。音楽映画にしては、音は画面とずれているし、そんなに感動する音楽も聴けなかった。こんな風に天才?が生まれる!というのには説得力が無いし…成長物語といえば、そうなのかしら。スポ根的な。

  • 「皆んなを期待以上のレベルに引き上げたかった」。チャーリーパーカーがバードになったエピソードを語るための2時間映画。

  • 昔を思い出して、胸が痛かった。芸術は「一点入れた」や、「0.04秒速かった」のような勝ち負けのつき方が分かりやすくない。そのため、ドロドロとした人間の感情が入りやすくなってしまうのではないだろうか。
    主人公の周りを押し退けてでも自分が前に出る強さを、私は羨ましいと思った。壮絶に描かれているけれど、頂点に登る人、夢を勝ち取る人は、あの強さを持っているのだと思う。私にもあの時、あの強さがあれば、自分の本当にやりたいことを貫くことができたのではないかな。
    最後のシーンは圧巻。

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